アンビエントkenちゃんの手首

今日はおうちでTrigger in The Boxを見ました。

kenちゃんと圭さんのアンビエントは本当に素敵でした。

twitterkenちゃんも言っていたけど、部屋を暗くして見るとなお良いですね。

「曲」とはまた違う音楽の世界。ギターならではの表現。

 

その音色が素晴らしかったということが大大大前提である上で言わせていただきたいのですが、kenちゃんの手が最っ高でした…

ロックグラスを傾ける手元のアップで呼吸を忘れました。

黒いジャケットの袖口→白いシャツの袖口→スラリと伸びる手首、指先の美しいバランス。何あのグラデーション。レイヤード。三位一体。何を言いたいのかわかりません。きれいに整えられた爪も大好き。

 

エフェクターの前にしゃがみこんだりあぐらをかいたり、普段のライヴでは見られないkenちゃんのお姿が見られて大変貴重な一時でした。

 

 

HYDEさんはとにかく熱量が凄まじいですね。それは実際にライヴを見ていたときも感じたことではあるのですが、こうして画面越しに見ていてもグッと引き込まれました。

もともと人を引きつける魅力を備えているHYDEさんがあんなにも全力でパフォーマンスしていたら、目も耳も心も、なにもかもがかっさらわれていってしまう。

長期間におよぶ海外ツアーでの経験など、たくさんの挑戦と苦労の結果手に入れたものの一部を見せてもらったように思います。

 

脚立が出てきてからはずっとハラハラでした。結末はわかってるはずなのに、その瞬間を見たときは思わず「あっ!」と声が出ました。大事に至らずに済んで何よりです。

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memory of L'Arc〜en〜Ciel ARENA TOUR MMXX

2020.2.8(sat),9(sun)

L'Arc〜en〜Ciel ARENA TOUR MMXX

さいたまスーパーアリーナ

 

 

 

ラルクにとって8年ぶりのツアーとなる"ARENA TOUR MMXX"

「結成●周年」というアニバーサリー的要素もなければ、前回のL'ArChristmasのように決まったテーマがあるわけでもない。もちろんアルバムリリースのツアーでもないので(それはそれでちょっと寂しいけど)、ある意味ラルクが一番自由に、何にも縛られずにライヴを行うことができた今回のツアー。

非常に残念なことに、横浜・代々木公演を迎えることなく幕を閉じる結果となってしまいました。

しかし「#エアMMXX」というタグのもとに全国のラルクファンがツイッターというライヴ会場に集結し自力でライヴを敢行。すると、hydeさん・てっちゃん・kenちゃんまでもがそのタグに乗っかり、ファンと一緒になって幻となったライヴを実現させてくれました。(てっちゃんに至っては本来ライヴが開催されるはずだった横浜アリーナに降臨。その場にいたファンにプレゼントを配るという神対応)

「ライヴ中止」というあまりにもつらい現実を受け止めきれず、これは夢であってほしいと心から望んだ2月26日の夜。そのわずか2日後、夢に見たラルクのライヴが、ツイッターという世界の中で現実のものとなりました。その世界の中では誰ひとりとして悲しむことはなく、みんなが笑顔で、心からライヴを楽しんでいました。

 

ラルクに出会えたこと、ラルクを好きになれたこと。本当に幸せだと感じています。

この先の未来にもつらいことが待っているかもしれません。もしそうだとしても、きっとどうにかして乗り越えていける。諦めずに行動を起こせば、新しい世界が開かれる。

それを教えてくれたラルクに、一緒に歩んでくれるラルクファンに、ただただ感謝の思いしかありません。この大きな愛の中にいさせてくれてありがとう。

 

 

楽しかった思い出はその時の鮮度のまま残しておきたいなと改めて思ったので、このMMXXで唯一自分が参加することのできたさいたま公演のことを少し書かせてください。

相変わらずテンションの振り幅が激しいのですが、温かい目で見ていただけましたら幸いです。

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MMXXが楽しみすぎる話

待ちに待ったMMXX。いよいよ私も体感できる日が少しずつ近付いてきました。

あーもう早く行きたい。見たい。聞きたい。

 

ツアーが始まる前まではネタバレしてもいいかと考えていたのですが、初日終演後のTLを見ているうちに「これは…今見たらダメなやつかもしれない…!!」と急に思い直し、それからライヴに関すること(主にセットリスト)については一切遮断するという生活を送ってきました。と言っても、ただツイッター開かないようにしただけなんですけどね。

私にとって最大の情報源がツイッターだったのでそれが断たれるというのはなかなか辛い状況ではありましたが、ラルク公式YouTube・インスタ・LE-CIEL特設サイト様のおかげで今日までどうにか生き延びることができました。ほんっとに救われました。さらっと「様」をつけて呼んでしまうくらい心から感謝しております。

 

久々のツアーだからなのか、その真相はわかりませんが、今回かなり運営側も気合い入ってますよね。ライヴがあったその日か次の日には写真や動画がアップされてたり。写真だけでも十分嬉しいのに動画まで供給してくださるなんて神でしかないです。リハの三つ編みyukihiroさん可愛すぎる。好き。

 

運営の皆様の温かなご配慮のおかげで、ライヴに参加された方もそうでない方もこの幸せな期間をより一層楽しめていることと思います。

ただでさえ期待でいっぱいのライヴが、もっともっともっと楽しみになりました。

 

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ACID ANDROID LIVE 2019 #1 FINAL EX THEATER ROPPONGI

2019.4.29(mon)

ACID ANDROID LIVE 2019 #1 FINAL

EX THEATER ROPPONGI

 

 

 

 

昨年の11月、alcove終演後に発表された「ACID ANDROID LIVE 2019 #1」。

さいたま、福岡、大阪、仙台、名古屋を巡る全国ツアー。最新アルバム「GARDEN」の発売から約1年後、ひとつひとつの音色が磨き直され、手に取って触れそうなほどの存在感を与えられた曲たちが各地で披露されていきました。

一貫したセットリスト、舞台演出、ステージ衣装。これだけの公演数がありながらすべて同じメニューで貫き通すというのは、よほどの自信がなければできなかったことと思います。90分間のどこにも隙やほころびのない完璧な仕上がり。はたしてそれができるアーティストが他にいったい何人いるのでしょうか。少なくとも私の頭の中にはyukihiroさん以外には思いつきません。強いこだわりと、理想をかたちにすることができる技術力・精神力、何より音楽への深い愛情があるからこそ成し得た、偉業と呼ぶに相応しい今回のツアー。

そして、「LIVE 2019 #1 FINAL」と銘打たれた六本木公演。これまでの収容人数300名前後の小さな会場で繰り広げられてきたライヴのエネルギーが、最後の地・EXシアターでどのように化けるのかずっと心待ちにしていました。

 

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ACID ANDROID LIVE 2019 #2 F.A.D YOKOHAMA

2019.11.3(sun)

ACID ANDROID LIVE 2019 #2

F.A.D YOKOHAMA

 

 

 

 

前回のツアー「LIVE 2019 #1」最終公演のEX THEATER ROPPONGIから約半年が過ぎた11月3日、待望の「LIVE 2019 #2」が始まりました!

記念すべきツアー初日の会場となったのはF.A.D YOKOHAMA。オフィシャルHPによるとスタンディング380人という、こんなに小さな箱であの世界的モンスターバンドのメンバーを見ていいのかと恐縮してしまうレベル。

3連休の中日ということもあり、すぐそばの中華街には大勢の観光客。今にも雨が降り出してきそうな曇天の下、今日のライヴを楽しみに各地から集まってきたお客さんたちが思い思いに開場時間を待っています。

 

私自身この会場に来るのはこの日が初めてでした。整理番号は200番でしたが、この時点でもまだ1番ずつ呼び出しをしてくれていました。

チケットを見せドリンク代を支払い、建物内部に入っていくと、すぐ目の前がフロア。てっきり地下に潜るものだと思っていたので若干動揺。

 

とにかく天井が低く、より一層狭く感じる場内。ステージ上にあるはずのドラムセットやギターアンプ等は当然の如く見えません。

しばらくしてスタッフさんがマイクスタンドをステージ中央に設置しましたが、これもやっぱり低い。ステージそのものが低いということもあるのでしょうが、今日のyukihiroさんはヒールのない靴なんだな、と多くの方がここで察したはず。笑

 

じわじわとBGMが大きくなり、暗転してもなお鳴り止まない。KAZUYAさんと山口さんが登場しそれぞれの持ち場に着いてから、そっと音が止みました。

yukihiroさんが現れるまでの間は、普段の何倍も時間がゆっくりと流れているように感じます。

きっとこの後出てくるはず、だけどまだ来ない。まだ来ない。今日はどんな衣装で、どんなメイクなのか。まさか髪型が変わってる?期待値が頂点に達した頃、上手側の最前辺りから歓声が上がり、いよいよその時が来たことをフロア中に伝えます。

 

Today's yukihiroさん is 白シャツ。ジーザス🤦‍♀️

 

そういえば前回の初日さいたまも白シャツでしたね…。yukihiroさんが白い服を着ることはさして珍しいことでもないはずなのに、白シャツyukihiroさんを目の当たりにしたときに沸き起こるこの感情は何なんでしょう。恋…かな?

 

まるでコーティングされたかのように表面がツヤツヤに整えられたストレートヘア(でもぴょんぴょんと跳ねる毛が数カ所あったのも見逃さなかった)、眉山がキチッと取られたやや細めの眉、目の輪郭を強調するアイライン、一番上までボタンが閉められたシャツ。

yukihiroさん…ギャルだ……

いや、お召しになっているお洋服はギャルとは程遠いハイファッションなものなんですが、遠目には髪型といいメイクといい白いシャツといい、一昔前のJKみたいに見えたんですよね。50歳男性であの容姿って本当にすごい。

 

1曲目に選ばれたのは、echo

予想ではintertwineだったのですがあっさり外れました。アルバムの1曲目を持ってくるとは王道ですね。じっくりとACID ANDROIDの世界を会場内に広げていきます。

事前に用意されていたマイクスタンドをそのまま使い、鋭く前を見据えながら歌っていく。

照明がしっかりと正面を照らしていることが多く、比較的お顔をよく拝めました。硬めの表情ですが、緊張しているというよりは曲の世界に没頭して、その表現に徹底している感じ。

 

「個」や「素」などの要素を一切排除して、「ACID ANDROID」という存在や曲そのものをシンプルに再現することにすべてを注ぐ。その徹底っぷりはまるで機械のように正確で隙がなく、純度の高さは他のライヴとは比べ物にならないのではないかと個人的には思っています。目指すところが明確だから、ブレが少ない。

名は体を表すとはよく言ったもので、yukihiroさんのソロプロジェクトの名義として「ACID ANDROID」以上にしっくりくるものはないですよね。与えられた任務を忠実に遂行するアンドロイド。ライヴで私たちの前に立つyukihiroさんはまさにそれです。

でも、本当にアンドロイドであるわけではないから、随所でyukihiroさんの人間らしさを見られたりするわけです。それはくしゃっと顔を歪める表情だったり、仰け反って声を振り絞る姿だったり、感情のままに動かされた手だったり。

まるで機械であるかのような人間離れしたオーラと絶対的な存在感、一方で、本人の体温が観客ひとりひとりの肌に伝わってきそうなほどエネルギーに満ちたパフォーマンス。

相反する二つの要素がお互いを干渉せずに奇跡的なバランスで成り立ってることが、ACID ANDROIDのライヴにおける最大の特徴であり、多くの人を虜にする要因なのだと思います。完璧に作り込まれた世界がステージ上にはあり、その世界の中のひとつのパーツとして存在するyukihiroさんが、突然自分自身の感情をむき出しにする。統率の取れた状態と想定外の状態とが目まぐるしく入れ替わる様を見ていると、これ以上ないくらいの興奮が体の中を駆け巡ります。 

 

えっと・・・レポどこいった????笑

 

低い天井・満員の会場・人の頭越しに見えるyukihiroさん・ライトに照らされた空気中に舞う埃。そんな景色が広がっていたので、久しぶりに「ライヴハウス」らしさを強く感じ、無骨な環境の中でもyukihiroさんのかっこよさは霞むどころか、より一層輝いて見えたのでした。

また、いつもの如く私は手元ばかりを見ていて、マイクを掴みにいく右手のかたち(中指と薬指の間を広く空けて、その隙間でマイクを挟み込む)に異様なまでに興奮しておりました。

 

マイクスタンドを後ろに下げ、ハンドマイクで歌ったintertwine

顔と同じくらいの高さでマイクを持ち、手首を返してケーブルをしならせる。なんてことない仕草なのにあまりにかっこよく、その一瞬の光景が頭に焼き付いてしまっています。また別の瞬間には、顔にかかった髪の束を、ゆっくりとした動きで左手の小指を使い払う。小指で髪を払うのはよくやるのですが、手のひらを広げた状態だったというのがもうツボすぎて、しかも目線はまっすぐにお客さんを見つめたままで、溢れ出る色気が!恐ろしい!!

 

ツアー初日のいいところは、セットリストに驚きを感じられる点ですね。3曲目にやった曲には「おっ!」となりましたし、4,5曲目は思いの外出番が早かったなと終わった今となっては思います。

GARDEN曲のメロディから漂う儚さ・やるせなさ・退廃的な美しさと、ドラマーyukihiroさんの存在を強く感じる、計算され尽くしたリズムの融合はただただ心地よくて、いつまでも体を揺らして聞いていたくなります。

 

再びマイクスタンドを中央に置いて歌い出したrosesでは、マイクを握る手に、また、一つ一つ言葉を発する瞬間の表情にこれまで以上の力が込められていて、ますます心が惹きつけられました。右手の指が小刻みに震えながらマイクから離れていく瞬間なんて、まばたきどころか呼吸すら忘れて食い入るように見つめてしまいました。

 

崩れ落ちそうになるのを必死に堪えたunsaid

やってくれたらいいなあとは思っていましたがライヴ中はそこまで考えている余裕がないので、イントロが聞こえてきたときは嬉しさのあまり項垂れました。この曲に関しては好きの度合いが別次元にいってしまっているので、「イエーーーイ!!」って手を挙げて喜びを表現するのではなく、声すらも出せずに、額に手をあてるポーズをナチュラルにかまします。隣りにいた男の人に変に思われただろうなあ。でも、いつも一緒にいてくれる相方さんが手を握ってくれたのでとても嬉しかったです。

 

ツイッターでも書きましたが、この曲のパフォーマンスにおける進化っぷりが凄まじいことになっていました。

ここ数年ライヴで披露されるたびに、「歌」として表現することにyukihiroさんが神経を使っているであろうことが見ている側にも伝わってきたのですが、その完成形をこの日目撃してしまったように思います。

たった3つの単語をひたすら繰り返す。無機質になってしまいがちなこの曲に、これほどまでに生気を与える歌い方ができるのかと心底驚きました。

息遣い、言葉の余韻。まず、声に詰め込まれた情報量がものすごく多い。続いて、マイクに向かう姿勢。両手でマイクを握り、上半身を時折くねらせながらメロディに声を乗せる。歌い終わるとまるで何かを振り払うようにスパッとマイクから手を離す。歌ってる最中と歌い終わった直後の緩急の差が、恐らく私が今まで見てきた中で一番大きかったと感じます。

そんな躍動的なyukihiroさんの姿とは対照的な、オレンジ色の薄暗い照明。曲に連動するでもなく、ステージをうっすらと照らすだけ。そのギャップがまたかっこよくて。こんなステージを見せてくれるのはACID ANDROIDしかいません。本当に大好きです。このままセットリストに常駐してくれますように…🙏

 

目を閉じて歌い、ドラムに合わせて腕を振り下ろす。ボーカリストとドラマーという二つの顔が交互に現れたashes。曲間でマイクスタンドを後ろに下げ、正面に振り向いたタイミングで流れてきたのはswallowtail。やっぱり9,10月の対バンのセトリのハイブリッド型となりましたね!小林さんのギターはとても力強く音の洪水のようでしたが、KAZUYAさんのギターは一歩引いたような大人しさ。静かに色を添えるといった感じでしょうか。

そしてyukihiroさんの声がどこまでも伸びやか。歌詞の情景が頭に思い浮かぶような、優雅で抑揚のきいた歌声。

"why does the sun still stare in anger"のフレーズが特に好きです。the sunの伸びが最高。

 

あんなに狭いライヴハウスでも一気に解放的な気分になれるchillは、曲そのもののポテンシャルがとんでもなく高いのでしょう。

最初からマイクスタンドがない状態だったのは久しぶりだった気がします。曲中に二度も左手をまっすぐ前に差し出してくれて、その意図を私たちが知ることはできないけど、その動作があることによってyukihiroさんが私たちの存在を認識してくれてるのだと確信できる。それだけで十分幸せです。

しかしこの日はyukihiroさんがしっかりお客さんを見て、特定の人に対して手を伸ばしたり合図を送ってるように見えたんですよね🤔確かにyukihiroさんの視線の先あたりにいたお客さんたちはすごく盛り上がっていたので、それを受けての行動だったのかも。今後ももっともっと盛り上げていきたいですね。

 

gravity wallはとにかくライヴ映えする曲。フロアもだいぶ燃えてました。chaotic equal thingに通ずるものがあります。興奮がじわじわと高まっていって、爆発寸前まで膨れ上がる。ここからライヴも後半戦に突入です。

最後、ザンッと斬り捨てるように曲が締まるのですが、KAZUYAさんのかき鳴らしたギターがとてもロックでハッとするかっこよさでした。あの優しげな見た目で突然荒々しい音を鳴らすのがずるいです。大阪か熊谷ではKAZUYAさんじっくり見れたらいいなあ。

 

カラフルなライトがとても鮮やかだったlet's dance。ひとつひとつの色がとてもクリアに発色してました。お客さんを煽る左手の動きは自分の立ち位置の問題でほとんど見えなかったのですが、たまたま見えた動きがアン●ーンチ!的なグーパンチで完全に不意打ち食らいました。

赤と緑の妖しげな照明を携えてのdazeは怖いほどかっこよく、ステージ中央に立つyukihiroさんは時折視線を左右に振って、フロアの様子を見渡していました。

 

と、ここまでは割と落ち着いてライヴを見られていたのですがこのあとの怒涛の展開で完全に吹っ飛ばされました。物理的にも、精神的にも。

なぜなら聞こえてきたのは予想すらしていなかったegotistic ideal。イントロのドラムがアレンジされててかっこよすぎます。同時に、煽り効果がものすごく高い。そしてyukihiroさんが歌い出すとお客さんが一斉に前へ押し寄せ、サビに入るころには、右へ左へ人が流れるほどの圧縮状態。yukihiroさんは至ってクールな面持ちですが、左手をかざす回数が明らかに増え、その手めがけて突撃していきたくなる衝動に駆られます。

意図的に左手をグーパーグーパーと動かして遊んでたような?間近で被弾していたら完全にアウトです。

そしてviolent paradeなんて続けられた日にゃ、こちとらもう人としての形を保っていられません!フロア中央あたりで雪崩が起きたりと久しぶりにカオス。yukihiroさんの姿はすっかり見えなくなってしまいましたが、隙間からチラッと見えたときのギラついた目は肉食動物のそれでした。

最後にviolatorをやったはずなのですがほとんど記憶がありません。笑

egotistic ideal→violent paradeの流れがこれほどまでに強烈だとは思ってもみませんでした。

歌い終わるとスタンドにマイクをきちんと戻し、フロアに向け手を挙げてからはけていかれました。

 

太ももの裏を汗が流れていく感覚を味わったのはいつぶりでしょうか。

単純に小さい会場だから暑かったというだけではなく、ツアー初日ならではの熱がステージからもフロアからも発生していたように思います。

今回は非常にタイトなスケジュールで行われるツアーのため、一週間後の11月10日にはもう最終日を迎えてしまいます。しかしその前には2日連続での名古屋・大阪公演というこれまた熱い展開が待っています。

最小キャパの名古屋UPSETがどんな内容になるか楽しみにしつつ、大阪に向け準備を進めていきます。

 

ツアー初日お疲れ様でした!

凛として時雨 Tour 2019 Golden Fake Thinking

2019.6.22(sat)

凛として時雨

Tour 2019 Golden Fake Thinking

豊洲PIT

 

 

 

 

ツアーセミファイナルに行ってきましたー!

ものすごい衝撃と熱気に溢れたライヴで、はちゃめちゃに楽しかったです。

6/1のZepp Tokyo公演も見に行きましたが、セトリもライヴの雰囲気も違ったのでどちらも体験できて本当によかったなと思います。できることなら地方遠征もしたかった!

 

感想に入る前に、私が時雨にはまったきっかけや、今まで見に行ったライヴについて簡単に振り返ってみたいと思います。

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ACID ANDROID LIVE 2019 #1 名古屋 CLUB UPSET

2019.4.27(sat)

ACID ANDROID LIVE 2019 #1

名古屋 CLUB UPSET

 

 

 

 

この「LIVE 2019 #1」もあっという間に終盤戦。小さいライヴハウスでやるのもいよいよ今日が最後となってしまいました。しかもキャパは今ツアー最少の250。何か起こるかもとは思っていましたが、全く予想外の出来事が起こりました…。恐らくyukihiroさんにとっても予想外だったはず。

 

 

すっきりと晴れ渡った良い天気の名古屋。ただし寒い。

時折吹く突風の冷たさが尋常じゃない。体がガタガタ震えてまともに話せない。極寒。

やがて1番から呼び出しがかかり、60番で入場。5階まで階段を登ってフロアに入ると、中は真っ暗。ステージ上にあるはずのドラムセットもギターのアンプも、何にも見えない。センターかどこなのかもわからないまま、とりあえず前に詰めてみたらちょうど目の前がお友達でした。

場内は真っ暗だし、心なしかSEが激しめというか煽ってる感が強くて、お話しして気を紛らわせられてなかったらかなり緊張してただろうなと思います。

ほどなくしてスタッフさんがステージにマイクスタンドを設置。近い。そして低い。大丈夫かなこれ…


定刻過ぎてライヴスタート。本日のyukihiroさんはとてもシンプル。黒地に赤ドットのリボンタイ付きブラウスを珍しくパンツイン。黒いスキニーは恐らく正しい腰の高さで穿いていて、ベルトは細め。(スワロフスキー的な何かがキラキラしてるように見えましたが未確定)そしてブーツはパイソン柄のショート丈!yukihiroさんが柄物のブーツを選ぶのは珍しいような気がしました。

ドシンプルな衣装に驚きつつ、視線は腰回りへ。こんなに大胆にさらけ出しているのは久々だったので、これはしっかり目に焼き付けねば!という思いと、でもそんなとこ直視しちゃっていいの…?という思いがせめぎ合う。ま、結局見たんですけどね。笑

腰がとんでもなく細いのは想像通り…だったんですけど…その…存在感が……あったような???何がって?いや言えるわけないじゃないですかそんな破廉恥な…!最前だった方あとでこっそり教えてください(土下座)

変態に拍車がかかるくらいの近さだったということが伝われば幸いです。存在がものすごくリアルで、例えるならその辺の道歩いてたら目の前にyukihiroさんがいた、みたいな。そう感じてしまうくらいにステージとフロアの隔たりがありませんでした。さすがキャパ250。

左手に着けたブレスレットから垂れ下がるチェーンの細かな動きまで見え、長くて細いネックレスはみぞおちの辺りで揺れて、光を反射してキラキラ輝く。

仙台よりも近いからか、はたまた照明が明るいからか、視線の先がよくわかりました。最初は遠くを見てるんですが、だんだんとお客さんひとりひとりを認識するように目を動かしたりしてました。

 

歌い始めると体が揺れて、一層腰の細さが際立つ。少しクネッとする独特なリズムの取り方。非常に悩ましく揺れるのでいけないものを見ている気分でした…

今まで腰から下はほとんど見えてなかったので、1曲目からこんなに動いてたことにまず驚きましたが、よく動いてたのは腰だけではありませんでした。首の振り方もだいぶアグレッシブで、右側に強く振るために右の肩により多くの髪の束がかかって、一瞬アシンメトリーになった髪型がとてもツボでした。

 

intertwineの演出は素晴らしく、特に始まり方が最高。いくつもの青いライトが不規則に至る所でチカチカと点滅し、逆光になっているためyukihiroさんの顔は見えない。シルエットで圧倒的強さを表す男、それがyukihiroさん。

intertwineは踊らずにはいられないですね。yukihiroさんも動きにキレが出てきて、歌いながらマイクを一瞬だけ口元から外す動作も俊敏。ほぼ毎回intertwineで取り入れてる動きだからお手の物。

 

dazeで早くもマイクや左手をぶんぶん振ったりテンション高いなあと思ったら、imagining noisesで舌舐めずりぶちかましました。仙台で見れなかったからありがたかった…🙏それもまたタイミングが完璧というか狙ってるなあという感じで、ちょうど全員の注目が集まってるだろうという時を見計らって、その上きちんと照明も明るくて見やすい時に口を薄く開いてペロリ。嬉しいやら小憎たらしいやらで感情が迷子です。本当にありがとうございました!

ヒャアアアアア…!というお客さんの悲鳴に動じることなくあくまでも自分のペースで突き進んでいくyukihiroさん。(内心「してやったり」だったのでは?)

 

そういえばさいたまや福岡では足元のカンペを見ながらdressを歌っていたような気がしたのですが、いつの間にか見なくなってました。そもそもカンペがあったのかは謎ですが。大好きなdress、一言一言丁寧に歌うyukihiroさんの声をしっかり体に染み込ませながら聞きました。マイクをしっかりと握る手もこのままずっと見ていたかったなあ。

rosesのステレオ感が意識飛びそうになるくらい気持ちよかったです。ちゃんと左右交互に打ち込みのハイハットが鳴っていて。

dressからrosesまでのしっとり聞かせるゾーンは曲の終わり方まで美しかったです。曲に合わせて次々と切り替わってた照明の色が最後には単色になって、マイクスタンドから一歩後ろに下がったyukihiroさんは影のみに。少し俯きがちな頭が最後の一音が消えると同時にもう一段階カクンと下がる。シルエットだけでも髪の綺麗さが十分伝わってきました。

さすがにこれだけ立て続けに歌ってる姿を見ていると彼がドラマーであることを忘れてしまうんですが、スネアを叩くように右手を2回素早く振り下ろすのを見て「そうだこの人ドラム叩くんだった」と思い出しました。笑 歌っててもかっこいいしドラム叩いたらもっとかっこいいとかどういうこと…?

右手をマイクに乗せたまま左手をお腹に添えて、足を一歩後ろに下げるポーズにめちゃくちゃyukihiroさんらしさを感じてました。

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この姿勢でキリッと前を見据えるんです。そんなのかっこいいに決まってる。

dressとprecipitationは比較的正面を見ながら歌っていて、division of timeとrosesは目を閉じて歌に没頭してるように見えました。ただ、照明が暗いときにはその判別が難しくて、目閉じてるな〜すごい気合い入ってるな〜と思ってたら、あれ?なんか目開いて…る…?み、見られてる……??と動揺することも多々ありました。その時の表情がなんとも言えず物憂げで、すんごい切ない目で見てくる。心臓潰されました。マイクを握りしめながら数本の指だけが時折震えるように動くのもグッときます。

 

ashesでじわじわとテンションが上がってからのchillはとにかく圧巻でした。まず冒頭でいつものようにマイクスタンドを後ろへ下げるのですが、スタンドの足元にマイクケーブルが何重にも巻きついてしまっていたようでクルクルとマイクを回して地道に直す。この時の横顔が完全に素。突然の素ジャスティス🤦‍♀️と思うと同時に、イライラしてないよね…?と一抹の不安がよぎる。とても落ち着いていたので無事に絡まりは解けてスタンドは奥に下げられました…が、心なしかスタンドを上から鷲掴みにした左手に力が込められてたような?その一瞬で福岡の一件が脳裏に浮かび、悶えそうになるのを必死に堪えてました。たぶん堪えきれてなかったですけど。

 

少しだけ素を覗かせたシーンもありましたが、歌い出すと空気がガラッと変わる。一瞬でまとう空気を変えられるyukihiroさんはやはり格が違う。やがてその空気がみるみる熱を帯びていって、今日イチの熱さで歌うyukihiroさんがそこにはいました。こんなにも声を荒げた「what you said」は久々に聞いた気がします。歌うというよりかは叫ぶ一歩手前?顔にはくしゃくしゃにシワを寄せて、なりふり構わないというような歌い方。仰け反ったり、前屈みになったり、頭ぶんぶん振ったり、左手を握り締めたりパッと開いて前にかざしたり。制御がきかなくなってしまったかのようなその動きをひたすら興奮しながら、そしてこれまでの楽しかった日々を思い出してちょっと泣きそうになりながら見ていました。

 

チラッとフロアに目を向けてからまっすぐ上へと伸ばされた右手。マイクを握りながらしっかりとピースサインをしていました。さらには背中に回された左手までピース。そんな高度なダブルピースができるのは世界でyukihiroさんだけです…!

ほんとにchillがかっこよすぎて、yukihiroさんのリミッターが外れたのにまんまと影響受けて私も終始感情抑えられずに見てたんですが、なんか一瞬yukihiroさんがこちらを見ながら口元がモニョモニョッとした気がして。なんというか笑いがこみ上げてくるのを無理やり抑えてる感じ?120%勘違いなのは重々承知ですが、ヘラヘラしてる変な奴いるなーって笑われたのかと思いました。どこを見てたかはともかく、しっかりとフロアを見てくれてたことは間違いない。あの場にいたお客さんがそれぞれ自分の中でACIDを堪能していた時間から、yukihiroさんもお客さんもお互いに感情をあらわにして混ざり合った瞬間がchillでした。

 

echoのイントロで浮かび上がるyukihiroさんのシルエット。明らかにchillのテンションを引きずっていて、この曲に似つかわしくない勢いで頭振る姿が大っっっ好きです。「繫ぎ止めるあの声」で指の先まで力を込めて大きく開かれた手の平がとても感情的。

gravity wall間奏部分でマイクの集音部分を握ってだらんとぶら下げていたときの気怠さに100満点💯。フォロワーさんが仙台で見たとおっしゃっていた光景を見ることができて嬉しかったです。

 

そしてlet’s danceでは左手の動きが過去最高。静止することでじわじわと盛り上げてきた仙台とは対照的で余計に突き刺さりました。お客さんのかけ声に合わせて、まとわりつくものを払うように肘を伸ばして真横に振り、下から上に振り上げ、今度は逆に振り下ろす。サビで「手を差し出せ」と歌いながら超絶ドSの視線を投げかける。あごを上げてフロアを見下す。最高!

左手をぶん回しまくった結果、腰につけてたイヤモニの受信機が落ちてしまい、ぶらーんとぶら下がったそれをパシッと掴んでキョトンと見つめるyukihiroさん。直そうと試みるも上手くいかずに持ったままとりあえず歌い、間奏でくるっとフロアに背中を向けて耳のイヤモニを外し始めたんですがその時の姿勢が神。両腕を上げて首の後ろに手を回し、イヤモニのコードと髪が絡まってしまったのをあの長い指で丁寧にほぐしていく。その後ろ姿から溢れ出す色気はもはや滝。

少し手こずり、ようやくイヤモニが取れると一瞥してから床にペシッと叩きつけた!それを見て一層盛り上がる場内。福岡と同じ流れです。笑

華麗に正面に向き直ると思い切り頭を左右に振る。イヤモニがなくなったからか、それまでとは違った頭の振り方になってました。首輪を外された大型犬のように、内に秘めていた野性が解き放たれたyukihiroさん。イヤモニがない代わりに右手を耳にあてて音程を取るわけですが…そのポーズの破壊力。あの長い髪をめくるように耳元へ右手を滑り込ませて、大きな手は耳だけでなく顔の右半分すら覆ってしまうほど。その上、指先はこめかみを少し引っ張っていて、右の目尻だけがキュッと引き上げられる。つり目美女爆誕。誰もが平伏すクールビューティ。美しさが飽和状態。そのまま最後のサビを歌い上げていたあの時間あの光景を私は死ぬまで忘れないでしょう。

 

しかし、イヤモニなしのままviolent paradeに入ってしまったのはさすがに不安でした。こんなに応援しながら見たviolent paradeは初めて。でもすぐにその不安は解消されることに。相変わらず耳に手を当ててはいましたが、いつもと変わらずに歌い上げていくyukihiroさんの姿からは自信が感じられました。これまでのキャリア、このツアーでさらに増やした経験値。それらがあったからこのアクシデントにもスマートに対応できたのでしょう。好きなアーティストという枠を超えて、人として尊敬する。本当にすごい人です。

ただ、yukihiroさんもやはり冷静ではなくて、サビ前で「ウラァッ!」と吠える場面も。少し前に出てきてヒリヒリした空気をまといながら歌い上げる。その時も耳に手を当てながら。もうかっこよすぎて無理。両頬に空気溜めて唇尖らせた顔(ラルクでもよくやる顔)でバチッとこちら向いたときにはぶっ倒れるかと思いました。

途中、上手の方を向いてスタッフさんとアイコンタクトを取ったときの大きく見開かれた目。顔の半分くらいが目でした。(それは言い過ぎ)ラストサビ前に一旦はけてイヤモニを付け直してもらい、歌に入る直前にステージに復帰。スタンドに挿していたマイクをさっと抜き取ると堂々とフロアに向き合い、体を折り曲げて床に向かって叫ぶように声を張り上げる。

 

仙台同様、紫の光に包まれたviolator。左手で自身の細い腰を抱きながら歌う姿に見惚れる他ありませんでした。そして、手の甲を走るいくつもの血管。白くきめ細かな肌の下にくっきりと立体的に浮かび上がっていました。

胸元に下された髪にはレイヤーがたっぷりと入っていて、短い毛先だとミディアムくらいの長さ。そしてどの毛先にも言えることが、色素が抜け切っていて完全に金。真っ金金。こうなるとどんな色入れようとすぐ抜けちゃうんですよね。びっくりするくらいどうでもいい話ですみません。

stoop downはもうヘドバンヘドバンヘドバン!髪が長くなってから激しめのヘドバンをすることはすっかりなくなりましたが、この日の名古屋でついに解禁。髪がぐしゃぐしゃになるのも構わず頭をぶんぶん振りまくる。さらには90度のお辞儀くらいに腰を曲げて、全く正面見ずに下向いたまま歌う。

この時点ではもう解決済みだったとはいえイヤモニの件が引っかかっていたのか、怒りをエネルギーに変えstoop downにぶつけていたように見えました。

 

 

衣装に始まり、歌い方やステージ上での振る舞いがとても雄々しかった名古屋。yukihiroさんまでの距離が近かったこともあり、いつも以上の衝撃を受けたライヴでした。ただそこに立っているだけですごく生々しく、「ライヴを見に行った」ではなく「yukihiroさんに会いに行った」と言えるような時間でした。

歌い方によっては笑ってるように見えたり、かと思えば貞子みたいな目の見開き方で上手の方をガン見してたり、呼吸を整えながら天井を見たり、フロア後方の一段高くなってるところを眺めたり。場内をしっかり見渡しているのがよくわかりました。全然曲とは関係ないですが、ゆっくりとした動作で顔にかかる髪を払うしぐさや手の甲をあてて鼻をすするしぐさ。そういう何気ない行動の一つ一つも「今yukihiroさんを目の前にしているんだ」という実感を抱かせてくれる要因でした。何度ライヴに行こうとも、好きな人を目の前にしたときの興奮で胸がいっぱいになる感覚は幸せだし、何よりyukihiroさんはいつも新しい光景を見せてくれるから、こんなにも夢中になってしまうのだと思います。

シンプルに、ライヴハウスでダイレクトに音楽を楽しむ感覚を味わえた名古屋。そして、アクシデントがあったことで今のACID ANDROIDの「強さ」を目の当たりにすることができた貴重なひと時でもありました。

この名古屋からたったの1日しか空けずに開催された六本木公演も素晴らしいライヴでした。

それはまた別の記事で。

 

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