aurora is mine tour 2023 Zepp DiverCity

2023.4.16(sun)

凛として時雨

aurora is mine tour 2023

Zepp DiverCity

 

 

 

4/12に発売になったニューアルバム『last aurorally』。聞けば聞くほど「この部分はどうやって演奏するんだろう」という興味と期待が膨らんでいく曲たちばかりで、ライヴに行くのが本当に待ち遠しくて仕方ありませんでした。

アルバムをできる限り聞き込み、バディ・インさせてから臨んだダイバーシティ公演。

 

結論から言うと、アルバムとはまるで別人格の凶暴な曲たちがそこにありました。

 

スタートからlast aurorally攻めのセトリなわけですが、音源の何百倍も攻撃性が高められていて、ステージと客席全部ひっくるめての爆発力がとてつもないことになっていました。

CDの中にぎゅっと圧縮されていた曲のエネルギーが、本来の質量で放出されたような。

目に見えるもの、耳に聞こえるもののすべてが予想をはるかに超えるボリュームと熱をもっていました。

 

時雨のライヴでは、想像以上の衝撃と破壊力を放つ3人にいつも心から驚かされている気がします。

今回はライヴ前に怒涛のラジオラッシュがあり、そこでの3人はとてもほんわかとした雰囲気で話をしていたので、余計にライヴでの豹変っぷりにギャップを感じたのかもしれません。

 

 

Neighbormind始まりでライヴスタート。この曲かPerfake Perfectが1曲目に来るのではと予想していたので、やっぱりきた!と嬉しくなりました。アルバムで繰り返し聞くうちに改めて好きになった曲です。

スパイダーマンカラーであり、歌詞の中にも出てくる赤と青の光が何本も天井に向かって伸び、そこにピ様のドラムがバシッとはまる瞬間がめちゃくちゃにかっこよくて痺れました。

 

Marvelous Persona

冒頭の「Marvelous Persona...」という345ちゃんの声が聞こえるないなや沸きに沸く客席。アルバムより先にリリースされていた曲ではありますが、ライヴでの披露はこのツアーが初めて。イントロだけでこんなに盛り上がるか!と驚きつつ、自分の中の興奮もどんどん大きくなるのを感じていました。薄紫の光の中にぼんやりと浮かぶ3人のシルエットもまた曲の世界観にビタビタにはまっていて最高でした。

「パツパツのトレーシング名人よ」のところを音源とは違いシャウト気味に歌うTKさんよかったです。

 

laser beamer

耳にはピュンピュンギター、目にはステージ上で狂ったように動き回るいくつもの緑のレーザーライト。「レーザービーム」という言葉を、音と光でここまで明確に表現したライヴパフォーマンスは時雨以外に見たことがありません。

曲後半のたたみかけに重圧感が増していて、一音ごとにドン!ドン!と体に響き、まるで轟音にフルスイングされている感覚。

 

Super Sonic Aurorally

疾走感桁違いのアルバム1曲目。345ちゃんの放つ高音にところどころ荒々しさがあってかっこいい。

時雨のライヴに行くとステージ上の3人の中で345ちゃんが一番イケメンだなと毎回思うのですが、この日はいつものようなかっこよさもありつつ、美しさが際立つ光景が何度もあって、345様に平伏したくなりました。

長い髪をゆっくり左右に揺らしながらベースに視線を落とす表情なんてもう美が溢れすぎてて、額に入れて飾りたいほど。

 

竜巻いて鮮脳

この曲の出だしだったか、TKさんの後ろから強い光が射した瞬間に前髪から汗がキラッと輝きながら落ちていったんですよね。芸術的で奇跡的な瞬間。

 

ラストダンスレボリューション

アルバム以外の曲で何をセトリに組んでくるのかと思えばこれです。新も旧もしっかりおさえてくるのはさすがとしか言いようがないですね。

サビの開放的なとこでピンクと水色の光が帯のようにまっすぐ天井へ伸びる光景がとても美しかったです。

 

secaret cm

DISCO FLIGHT

 

ピ様長尺MC。

「ピエールさんでーーーす!!」という元気いっぱいな自己紹介があとからじわじわきました笑

「昔通ってたドラムスクールの講師がスティック回し下手なのを見て、俺は上手くなろうと思った」と話しながら軽やかにスティックを回す右手、心臓に突き刺さりました。比較的長めに回してくれたのでひたすら凝視。眼福でした。

 

TKさんがなかなか戻ってこないという話題から「昔俺がMCしてる間にTKは爪切って、345は前髪切ってたことあったよね!?」というエピソードへ。345ちゃんはライヴ中に頭振ったら1本だけ長い毛が出てきて気になったので切りに行ったそう。

どうでもいいことですが、ピ様が「345!」と呼び捨てで名前呼んだり、345ちゃんが話し出すと「うんうん」と優しく相槌をうつ様とかそのときの声が結構好きです。パパみを感じるからなのか👨🏻

 

TKさん戻ってきていきなりトップスピードでギターをかき鳴らしたmakeup syndrome

初めて聞く曲でした。TKさんの右手首の細やかな動きに夢中になりました。

 

self-hacking 

アルバム収録曲の中でも、ライヴでどう化けるのかが特に気になっていた曲。

曲のイメージそのままに、なんなら可視化されることでよりパワーアップした上で、かなり太めのバンドサウンドに仕上がっていました。シンプルにかっよすぎ。

3人それぞれ見どころがありすぎて、カメレオンになった気持ちで眼球ぐりんぐりん動かしながら見てたのですが(怖い)、後半でTKさんが両腕をバッと広げて歌い上げたんです。その姿は「絶対に誰も抗えない完璧な支配者」にしか見えませんでした。自分自身を乗っ取って、天才として再生する。そんなマンガみたいなことを本当にやれてしまうのがTKさんなんだと、一瞬のうちに理解しました。

 

これはダイバーシティでは叶わなかったのですが、「アドレナの輪」らへんでツーバスがドゥルドゥルしてるのがたまらなく好きなので、これからのツアーの中でピ様の足捌きを拝めたら嬉しいです。

 

Enigmatic Feeling

2番AメロでのTKさんの左手が神業超えて変態的すぎました。元々左手動きまくりなのにエニグマの2番は本当に異常で、あの速さとあの複雑さが両立していることがまず信じられません。その上まったく手元見ずに歌っていて何事かと。
そのクレイジーゾーンを弾き終わると、狂気すら感じさせる笑顔を客席に向けました。このときもセルフハッキング発動中だったのでしょうか。普段はお上品なTKさんがライヴになると狂った変態性を見せてくれるのが大好きです。

変態変態言いすぎてディスってるように聞こえてしまうかもしれませんが、「変態で好き」は私の中での最上位賛辞です。


telecastic fake show
感覚UFO

この日のハイライト。客席での声出しが解禁されたこともあいまって、場内が熱狂でパツパツに。感覚UFOで極悪ベースを弾く345ちゃんに踊らされるお客さんたち。また、ラスサビでパァッと照明が明るくなり、振り切りすぎて前髪乱れまくったTKさんの眉毛がチラ見えしていました。中指もここできましたね🖕🏻

 

そのあとに何もなかったかのように物販MCぶっこむのが面白すぎて。いつも以上に息切れしながらグッズを紹介していく345ちゃん。心なしかちょっとだけ雑に感じだけど、あんなタイミングじゃ誰だってそうなります。


滅亡craft

今日のライヴはこの曲で終わり。だからすべてを出し切るといったような、全身全霊の3人の姿がステージにありました。

初めてこの曲を聞いたとき、曲の綺麗さと「凛として時雨」の軌跡を感じて何度も泣きそうになり、ライヴでも泣いてしまいそうだなと少し不安に思っていたのですが、鳴らされた音があまりにも強くて激しくて、逆に泣いている余裕がありませんでした。

マイクを握り潰してしまいそうなくらい力強く両手で握りしめて声を張り上げるTKさん。

 

滅亡craftが終わり、「あ、終わっちゃった」と一瞬思ったあとにアレキシサイミアスペアにつながったときは本当に本当に驚きました。
カオスな空間で繰り広げられるアレキシの非現実感はとにかく素晴らしかったです。
耳栓を破壊するんじゃないかという勢いで突き刺さってきた轟音が次の日まで頭の中に残っていました。

 

次は名古屋大阪2連チャンで行ってきます!