memory of L'Arc〜en〜Ciel ARENA TOUR MMXX

2020.2.8(sat),9(sun)

L'Arc〜en〜Ciel ARENA TOUR MMXX

さいたまスーパーアリーナ

 

 

 

ラルクにとって8年ぶりのツアーとなる"ARENA TOUR MMXX"

「結成●周年」というアニバーサリー的要素もなければ、前回のL'ArChristmasのように決まったテーマがあるわけでもない。もちろんアルバムリリースのツアーでもないので(それはそれでちょっと寂しいけど)、ある意味ラルクが一番自由に、何にも縛られずにライヴを行うことができた今回のツアー。

非常に残念なことに、横浜・代々木公演を迎えることなく幕を閉じる結果となってしまいました。

しかし「#エアMMXX」というタグのもとに全国のラルクファンがツイッターというライヴ会場に集結し自力でライヴを敢行。すると、hydeさん・てっちゃん・kenちゃんまでもがそのタグに乗っかり、ファンと一緒になって幻となったライヴを実現させてくれました。(てっちゃんに至っては本来ライヴが開催されるはずだった横浜アリーナに降臨。その場にいたファンにプレゼントを配るという神対応)

「ライヴ中止」というあまりにもつらい現実を受け止めきれず、これは夢であってほしいと心から望んだ2月26日の夜。そのわずか2日後、夢に見たラルクのライヴが、ツイッターという世界の中で現実のものとなりました。その世界の中では誰ひとりとして悲しむことはなく、みんなが笑顔で、心からライヴを楽しんでいました。

 

ラルクに出会えたこと、ラルクを好きになれたこと。本当に幸せだと感じています。

この先の未来にもつらいことが待っているかもしれません。もしそうだとしても、きっとどうにかして乗り越えていける。諦めずに行動を起こせば、新しい世界が開かれる。

それを教えてくれたラルクに、一緒に歩んでくれるラルクファンに、ただただ感謝の思いしかありません。この大きな愛の中にいさせてくれてありがとう。

 

 

楽しかった思い出はその時の鮮度のまま残しておきたいなと改めて思ったので、このMMXXで唯一自分が参加することのできたさいたま公演のことを少し書かせてください。

相変わらずテンションの振り幅が激しいのですが、温かい目で見ていただけましたら幸いです。

 

もともとこのツアーのチケットはFC限定の横アリ1日目分しか確保できていませんでした。しかし、一般でさいたま初日の4連番を当てたお友達が一緒に行こうと誘ってくれ、さらにその後、定価トレードで2日目のチケットが当たり、ありがたいことに2日連続でライヴを見れることとなりました。

声をかけてくれたお友達には本当に感謝してもしきれません。いつも優しくしてくれて、気配りが素晴らしいし、私もこんな風になりたいなと心から思う存在です。ライヴ中も一緒に盛り上がれて、いつも以上に幸せなひとときでした。

 

 

初日・2日目ともに400レベルの席で、初日はライヴスタート時点にkenちゃん側からステージを真横に見る位置、2日目はほぼその反対側でした。両サイドから見られたことで足りない部分を補完し合えたため、結果としてステージや演出の全体像をしっかりと確認できました。

 

開演前にメンバーセレクトの曲が流れてるのはやっぱり楽しいですね。知らない曲だったとしても、ノリのいい曲が多いので全然飽きることなく開演を待てました。初日はてっちゃん、2日目はhydeさんでした。

 

STAR WARS風のグッズ紹介ムービーが流れ、トレカのyukihiroさんが突然でかでかと映し出されたときは尋常じゃないくらい興奮しました。いきなりあれはダメ。脳みそ破裂する。

 

非常誘導灯が消え、開演時間を少し過ぎてから暗転。まるでプロレスのようなオープニングムービー。さすが我々の予想の斜め上をいくラルクさん。メンバー紹介ではひとりひとりにリングネームのようなものがつけられていたのですが、残念ながらyukihiroさんのは「cool」しか聞き取れませんでした。kenちゃんはsexyなんちゃらギタリスト、hydeさんはcrazy monsterボーカルだったかな?yukihiroさんとてっちゃんの誰か教えてください〜〜〜

 

その紹介時に映る写真が恐ろしくかっこいいのです。yukihiroさんは大阪か名古屋の時の白シャツ衣装で、他のメンバーもこのツアーでのリアルな姿(アー写じゃない)で、しかもちょっとおちゃらけた顔の人もいるから見てて楽しいしものすごいテンションが上がります。

yukihiroさんは顔を少し横に向けてて、目線だけばっちりカメラ目線。シャープな顔の輪郭とアイラインくっきりな鋭い目元があまりにもかっこよくて頭おかしくなりそうです。いやすでにおかしかった。

ゴリゴリ戦闘モードの顔つきしてるのが心臓にキます。あの写真、部屋の壁紙にしたいので引き伸ばして送ってください。

 

オープニングムービーはとてもコンパクトにまとめられていて、こちらの心の準備が整う前に曲が始まってしまいます。展開の早さにドキドキが収まらない。

 

1曲目は初日ドラハイ、2日目HONEY。全盛期のラルクの代表とも言え、その上ライヴで100%盛り上がるこの曲で始まるところに、初っ端からぶっ飛ばしていくぜ!というラルクさんの声が聞こえるようでニヤニヤしちゃう。

 

yukihiroさんの衣装は、なんとACID六本木で着ていたアンのシースルーブラウス!しかも初日が黒、2日目が白できっちり両パターン見せてくれる神ファンサ。腕が透けてることを目視した瞬間、思わず隣の相方さんの腕を掴みスリスリ。「腕が透けてる!」って言葉にする余裕がなく必死のジェスチャーだったのですが、しっかり理解してくれました。さすがユキヲタ歴14年の相方様…

 

初日はまずyukihiroさんの右半身を拝むポジションで、ACIDでは左手左手とうるさい私ですがこの日は右手(右腕)に完全に心を奪われました。

ノールックでシンバルやフロアタムに腕を振り下ろす瞬間のなんとかっこいいこと!

また、キックペダルのビーター(バスドラの打面にあたる部分)の存在に気付いた瞬間、人生最大に目をひん剥き、ビーターがびよんびよんと反動してる様を見てはキュンキュンしてました。あ〜〜今yukihiroさんがペダルを力強く踏みしめているうううぅ!!

 

円形ステージを取り囲むように吊るされたスクリーンにはメンバーを近距離で捉えた映像が映し出され、客席のどの位置からでもなるべく偏りなくメンバーひとりひとりを見られるように配慮されていて、その優しさにあったかい気持ちになりました。

 

2曲目に演奏されたのはround and round!!!!

確かにこのステージだったらこの曲をやらないわけにはいかない。私がラルクはまりたての頃よく聞いていてとても好きだったので尚更嬉しかったし、がっつりテンション上がりました。

そしてドラムが!!神!!!この曲に限らずですが、タムを使ったパターンがとにかくバリエーション豊富で、音に重みや深みが感じられ、オフィシャルレポートを書かれていた大前さんの仰るとおり、まさに骨太でした。ヘヴィなかっこよさというんでしょうか。

 

「あなたの世界は」の前にやっていた、(恐らく)タムとフロアを組み合わせたフィルインが最強最高にかっこよかったです。ドゥルルルドゥルルル!(伝われ)

 

スネア→タム→フロアと順番に繋げていくのも良い。流れるような腕のしなやかな動き、それでいて音はたくましいというギャップが好きです。

サビのライティングも素晴らしくて、本当にステージがround and roundしてるように見えたなあ〜。

 

Lies and Truth1発目、左手でセンターにそびえるホーリーチャイナ、右手でクラッシュ(チャイナ?)を同時に打ち鳴らす。場内に響き渡る音は強烈かつ美しく、一気に心を持っていかれる。

今回ものすごく好みなシンバルの音がありまして、ラルクリの時とセットが変わってなかったとしたら、yukihiroさんから見て左側にある「HH18" Medium Thin Crash」というクラッシュシンバルがめちゃくちゃ良い音で響いてました。突き抜けていくような爽快感があり、それでいて他の音に埋もれない抜群の存在感も放ってる。いや〜お見事でした。

また、チャイナやスネアを思いっきり叩いて、そのままピタッと腕が止まったままなのもめちゃくちゃかっこよかったです。かっこいいしか言えてなくて申し訳ないですがかっこいいんです。

 

hydeさんMC「さいたまちゃ〜〜ん♪どうよこのステージ!隅から隅までよく見えるぜー!こっちも全部見られてて恥ずかしいけど、全部見られてるってことはこっちからも全部見えてるってことだからな!!360度愛してやるぜーー!!!」

最後の「360度愛してやる」って最強すぎません?hydeさんが言うから何万倍もかっこよくなる。

そして「ユッキー!」と声をかけてPretty girlへ。round and roundでは照明によって回っているように見えたステージが、今度は本当に回り始めた!!!曲も相まってテンションがはちゃめちゃに上がりまくる。これもまたノールックで右シンバルとフロアを叩き分けるyukihiroさんがイケメン。大(おお)イケメン。

 

自身プロデュースのジャージを着て、【MMXX】と書かれた台に片足を乗せながらコーラスを歌うkenちゃんのまあワイルドで男前なこと。股下に少しゆとりのあるズボンなのに、それでも脚の長さが強調されてるとかkenちゃんどんだけスタイルいいの。好き。

 

そういえば初日のLiesでhydeさんが歌詞を思いっきりふっ飛ばして、曲の後半がてっちゃんのコーラスだけになってました。でも私は興奮しすぎててあんまり気付いてなくて、何ならライヴアレンジかなとさえ思ってました。それがあったからか、2日目に「きょうはかしまちがえない!(プンスコ)」と決意表明していたhydeちゃん。

MC中のyukihiroさんもドラムでたくさんおしゃべりしてくれてて嬉しかったです。バスドラドコドコ。

 

Vivid Colors

サビでてっちゃんhydeさんが同じタイミングでジャンプしながらくるくる回ってたのめちゃくちゃ可愛かったですね。私にはhydeさんがてっちゃんの真似をしたように見えました。

ロートタムの軽快な音が聞けたのも嬉しかったですし、スネアとタムを往復して最後右チャイナでビシッと締めた流れには痺れました。

yukihiroさんの背中をひたすらに拝み倒したVivid Colors

 

LOVE FLIES

初日はとにかく目の前で起こる出来事すべてに興奮しっぱなしで、記憶力というものが銀河の彼方まで飛んでいってしまいましたが、2日目は楽しみつつも少しだけ気持ちを落ち着かせながら見ることができました。そうすると、このLOVE FLIESの演出・演奏のすべてが神の領域に達していることに気が付き、畏怖の念さえ抱いてしまうほどでした。

「right side of the dream, left side of the truth」という歌詞にリンクして左右から交互にスポットライトが点灯し、その光の先をhydeさんが指差して歌うという光景はあまりにも芸術的すぎて、もはや絵画のよう。

ステージはピンクみの強い紫色で染め上げられ、スクリーンに順に映し出されるメンバーももちろん同じ色に包まれていて、どの瞬間を切り取っても色気がドッバドバでした。たまアリがラルクの色気で水没。

 

そしてここからは変態的目線でのドラム感想。「in believing come with me」のパートでhydeさんの声に寄り添うように、まるで肉声かと思うほどに感情を音に乗せたドラムを奏で、強弱を見事に操るyukihiroさんのテクニックが本当に素晴らしかった。ホーリーチャイナを右手→左手の順でピタッ!ピタッ!とキレよく打ち抜く後ろ姿も完璧な美しさでした。

最後の「have to make my sense」ではhaveとmakeにアクセントをつけてタム・スネアを連打し、senseのタイミングでビシッとチャイナで締める。これがめちゃくちゃにかっっっっこいい!しかもチャイナを打ち抜く直前、動きがピタッと止まるんです。これだけ激しくアクティブに動き続けてる中、突然の「静」が入ることで生まれるギャップに思わず息を呑みました。まるで時が止まったかのように、一切ブレることなく体の動きが完全に止まるので尚更すごい。目が離せない。

 

kenちゃんの魂の叫びのようなコーラスも鳥肌モノでした。4人がお互いの音や声に刺激されることでエネルギーが増幅し、その結果発生した上昇気流で宇宙空間まで飛んでいってしまいそうな感覚を覚えたLOVE FLIESでした。完全なるトリップ体験。

 

ステージを取り囲むスクリーンに光のラインが灯り、次々にそのかたちを変えていくという幻想的な演出を挟んで瞳の住人へ。その演出が繰り広げられている間、お客さんから驚きの歓声が上がる瞬間がとても好きでした。

2日目はこの曲でステージがちょうど真正面に。そしてhydeさんがyukihiroさんの真後ろに立って歌うという構図に深く感動しました。演奏している時にメンバー同士の距離が近いというのはやっぱりファンとしてすごく嬉しく感じます。

「太陽のようになれたなら」「時を止めてほしい」「花のもとへ」で聞けたタム・スネアの組み合わせに、より一層心を動かされました。タム連打のノリがなんとなくワイルドだったかなと、25thの映像と見比べてみて思います。この曲をトリ以外で演奏するのも久々でしたしテンションがこれまでとは少し違っていたのかな。

 

 

XXXでドッギャーン!とギターを弾き鳴らすkenちゃんはみんなのスパダリ。ギター弾かないパートでは手をブラブラさせたりしてからの、弦が切れるんじゃないかというほどの勢いで最高にアダルトで渋い音を会場中に響き渡らせる様にときめきが限界突破しました。

 

DRINK IT DOWN入る前のSEめちゃくちゃかっこよかった!次に何が起こるのか全然わかないままただただ食い入るようにステージを見つめていた初日、SEが曲に繋がったあの瞬間、ぶわっと体が震えるほどの驚きに包まれました。

スクリーンには線対称でメンバーがひとりずつ映され、まるで双子のようにも見えて可愛かったです。

ところで「let down you feel」以降の右手でのハイハット刻みが裏拍じゃないように見えたけど勘違いですかね?

 

Shout at the Devil

高速スネアでの始まりはずるい!!ずるいもなにも元々そういう曲なんですが、そうとわかっていても暴走せずにはいられないだってyukihiroファンだから!!!!!ゼェハァ

Liesの時と同じようにホーリーチャイナを叩いた直後ピタッと止まる右手は何度見ようと好きでしかない。

hydeさんもだいぶテンションぶっ飛んでてかなりラウドな感じで歌ってました。そしたら「もうすでに完全じゃないことを 認めたら」の「認めたら」でプツッとすべての音がシャットダウン。数秒後、何事もなかったように音が復活しましたが会場はザワザワ。てっきり、hydeさんのシャウトと3人の音の出力が大きすぎて機材が逝ったのかと思いました。こんなこともあるんですね〜。

 

以前のドラムセットの時は左右にそびえる2枚のチャイナを交互に叩いていた最後のサビ前のパート、今のセットではホーリーチャイナは使わずyukihiroさん右手側のチャイナを使用していました。hydeさんは旗のついたマイクスタンドを高々と掲げ、その後めちゃくちゃ床に叩きつける。てっちゃんが昔(グランドクロスらへん)使ってたベースに替えていたのには興奮しました!Shoutのベースといえばあれ!というくらい、独特な音色がたまらないです。

 

そしてやってくるyukihiroさんのターン。ゆっくりめのテンポですべてのシンバルを順に奏でたあと、力強く鳴らしたホーリーチャイナを合図にチャイナとスネアの高速連打開始。チャイナ↔スネアの往復が続く…と思いきや、チャイナ↔フロアのコンボを見せつけてきた!!突然の低音!!!かっこよすぎて心臓止まります。終盤は両手でスネアを2発叩き、続いてフロアも2発。これを数回繰り返すのですがその時の衝撃音といったら。アリーナ中に響く鬼神yukihiroのアグレッシブドラム。あんなに力いっぱい叩いてもらえてドラムセットもさぞ光栄だったことでしょう。そんな人生(?)も歩んでみたかった…

 

2日間とも最後はスティックをスネアの上にポイッと投げ置いたのですが、初日の方が不良感があって最高でしたね。悪いyukihiro。しかし2日目は投げた際の左手がスクリーンに大きく映し出されたのでそれも素晴らしかった。結果どちらのyukihiroさんも良かったという。至極当然なことしか言えずすみません。

 

ここからそれほど間を空けずに次のREVELATIONが始まったのには驚きました。メンバーは相当疲れてるだろうにこんなにタイトな進行で大丈夫だったのでしょうか。見てる側としては次から次へと曲をやってくれて嬉しいけど、メンバーの体が何より大事なのでそこはメンバーファーストでぜひともお願いします。

 

それにしても…メンバーとのあの距離は本気でやばいやつですね。花道に立つメンバーのことももちろん見ていましたが、周辺のお客さんが心配になってしまってそちらを見ている時間も結構ありました。アリーナにいたお客さんなんてほんの2,3メートルくらいしか離れてないだろうし、スタンド最前のお客さんに至っては目線の高さがほぼ同じだったりしますよね?そんな状況で目の前に黒ジャガー持ったyukihiroさんが現れて、しかもそれまでは穿いてなかった純白のプリーツスカート(ロング丈)がプラスされていて、シースルーのブラウス越しに筋肉隆々の腕が見えてて、髪はサラサラで、顔は大イケメンで、あの芸術品のような手でピックを持ち、REVELATIONを弾くんですよ…?ちょっと意味がわかりません。致死量なんてとっくに超えてるくらいのyukihiroさん過剰摂取だと思うのですが、運営側はそれで良いと思ってらっしゃるんですよね??リアルに病院送りになる人が続出する由々しき事態。これはライヴ前に生命保険加入必須なやつ…AEDも全席に用意しておいてくださいね…

 

yukihiroさんは普段から一点集中型なので、そのエリアに入った人は冗談抜きでやばいです。その上、全方位平等になるよう90度ずつ体の向きを変えるという大アメ撒き散らすからますますやばい。

初日はポニーテールの毛先がギターストラップに挟まれたのが気になったようで何度も髪をわしづかみにしてはファッサーとなびかせ、2日目は曲本編が始まる直前に体を後ろへグイ〜〜ッと仰け反らせ、ギターを弾き始めるのと同時に勢いよく体を起こすというACIDでもよくやる動きをしていてあやうく悲鳴上げるところでした。

スクリーンは4分割され、メンバーひとりひとりを一度に見られます。その中でもずば抜けてクールだったのはもちろん我らがyukihiro大先生。しかし縦に4分割された幅ではyukihiroさんの左手までは映りきらず少しもどかしい気持ちでした。

わたくし、ツイッターのヘッダーをギター弾くyukihiroさんの手元アップにしてるくらいなので、写真集ではギターを持つyukihiro先生の全身を余すことなく高画質・高解像度で掲載していただきたく…。見開き2ページぶち抜きでギター弾いている手元のアップを載せていただけたなら全人類分買いますのでひとつご検討のほどを…

 

しかし見えている右手だけでも十分に楽しめるのが手フェチというもの。手首のスナップを効かせた素早いピッキング、ドライアイになるのも厭わずまばたきゼロで拝見しましたよ…

正面・右サイド・左サイドの3方向それぞれにきちんと体を向けて仕事を終えた先生は、ロングスカートをなびかせながら颯爽とセンターステージへ。たまアリが一瞬にしてパリコレ会場へと変貌を遂げました。ランウェイ爆誕

センターステージに戻るとhydeさんの隣へ。好きな子の隣ゲットできてよかったね…!最後、ギターの音が消えるかというタイミングで弦を抑えていた左手を勢いよくギターのボディへ向けて滑らせました。ギタリストがかっこつけて(じゃなかったらすみません)やる動きをyukihiroさんも!yukihiroさんがギターでかっこつけたから、2月9日はギター記念日。

 

あまりにも美味しすぎるREVELATION。思い出すだけでこんなに盛り上がれるんだから、もし自分があのエリアにいたらと思うともはや恐怖でしかありません。横アリは相方さんが一次先行でチケット取ってくれていたので、もしかするとアリーナ席だったかも…?いつかまたチャンスがあればぜひ近くで味わいたいな。でもそんな体験をしてしまったらきっと私は人間ではなくなっているんだろうな。さよなら重力、僕は自由だ!

 

SEVENTH HEAVENに入る前、yukihiroさんはREVELATION仕様にしていた衣装からドラムのための衣装へとお着替え。着替え終了後、ぴょこんと小さくジャンプしてドラム台に飛び乗ったように見えました。可愛さに胸が焼けそう。

演奏面では、スプラッシュの連打が良いアクセントとなって響いていたのが印象的でした。

 

「the answer in a minutes thirty one」に合わせてスクリーンに数字が表示されるよう、31秒前からカウントアップが始まったのには「なるほど~」となりましたし、「under your feet」で下向き矢印、「溢れ出し 飲み尽くす」で上向き矢印が出てスクリーンも同時に上昇といった歌詞とリンクした様々な演出がとても映えていました。

 

 

2日間ともに大変な問題作となったkenちゃんのMC。

初日は案の定、さいたまにかけた生々しいシモトーク。いやらしさは全くないものの表現があまりにも具体的すぎて、あんなに長時間●●●●の話を聞いたのは人生初です。

話の切り出し方も「さっきhydeが『ださいたまー!』って言ってる時、俺もちょうど"タマ"のこと考えてて」って、何が「ちょうど」なのかっていう。hydeさんもすかさず「ちょうど??」ってツッコんでましたね。笑

 

一方2日目は何の前置きもなく、いきなり「♪バナナがいっぽんありました〜」と歌い出す。常人だったら耐えられないほどのシュールな空気が流れる中、無駄にイケボでフルコーラス歌い遂げたkenちゃんはやはり只者ではありません。

どうやらkenちゃんなりに反省してこの日は下ネタを封印しようと思っていたようですが、「バナナ」って言っちゃったらもうね…。てっちゃんに向かって「(終演後に投げてる)あのバナナはどこから来てるの?」とあくまで純粋な疑問として尋ねていましたが、返ってきた答えは残念ながらシモでした。(てっちゃん、ズボンの中から取り出すジェスチャーをする)

「今日はシモやめようと思ってたのにー!!!」と怒ったわりに、バナナを取ったことのあるお客さんに「それはバナナとして食べたの?それともtetsuyaとして食べたの?どっち??(強めのトーン)」と尋問。バナナを食べる様子を再現した時の顔なんて完全にAV女優意識してましたしkenちゃん本当におバカ。50歳超えてるとは思えないほどの無邪気さ。

「俺が女だったらいろいろするわあ〜。いろんなお口で…ごめん今のはカットで笑」と、もはや昨日以上のド下ネタ。

ライヴでゲットしたバナナをその後どのように保存するのかという話になり、「凍らせるとか?」とてっちゃんが提案すると、なぜかkenちゃん大爆笑。「凍らさんといてよ!!!」とキレ気味にタオルを床に叩きつける(もちろん笑いながら)。

「カッチカチやん!!」とバナナを凍らせることにご立腹?な様子で、凍らせる以外の保存方法として「あ!あれは!?マニキュア固まらせるやつ!」と提案、「次のライヴグッズでどう?【TETSUYAプロデュース 硬いバナナ】」とゴリ推ししてました。バカだなー笑

 

次がDriver's highだったのですが、曲を始めるきっかけとしてお客さんに車のエンジン音を真似させる件が始まり(言い出しっぺはhydeさん)、kenちゃんの小芝居を見せられる我々。

 

「牛丼屋から出てきて〜(そこから!?)、俺のかっこいい車どこかな〜??ガチャ!(ドアを開けて車に乗り込む)シートベルトして、キー挿して、ブレーキ踏んで、ガチャリ!(キーをひねってエンジンかける動作)」

とりあえずこの小芝居に乗らねば…と、たどたどしくエンジンらしい音を発するお客さん。しかしkenちゃんから即刻NGが下される。無慈悲!

「俺の車はそんなおもちゃみたいな音じゃない。何その『ブーーン』ってラジコンみたい!」と辛辣なダメ出し。その後kenちゃんがお手本として聞かせてくれたエンジン音がやたらとリアルで、一生懸命真似するファン。そんなにすぐ揃うはずもないのに、理想的なエンジン音が鳴らせない私たちを「こういうの苦手ですか?」と冷静に攻める。苦手かどうか聞いたところで代替案などを挙げるわけでもなく、やって?と強めの指示。Sっけの強いkenちゃんも大好きです…!

 

改めてエンジンをかける動作からやり直すもなかなかしっくりこなかった様子で、最終的にはhydeさんに助け舟を出してもらってようやく曲を始めることができました。

半ばヤケクソで「ポチリ!!!!」と言いながらエンジンをかけるkenちゃんは誰よりも可愛かった。(そもそも今の車はボタンでエンジンかけるタイプだからー!と、途中からボタン形式に変更)

確かhydeさんがkenちゃんが気合い入れてボタン押したらかっこいい音鳴るんちゃう?」と言ったのだと思います。その言葉どおりに全力でボタン押すkenちゃん素直ですよね。

目の前で繰り広げられるほんわかおままごとを(なおkenちゃんは真剣)ニコニコと見守るゆきひろ先生。平和の象徴らるく幼稚園🌈

 

やっとこさ始まったDriver's highにて、花道でギター弾いていたkenちゃんの背後にhydeさんが近付き、なんとkenちゃんと背中合わせで立った!ちょっと照れつつも「ドヤ!」な顔をしてみせたhydeさんに対し、完全にたじろぐkenちゃん。笑

首を少し後ろに向けて自分の後ろにいるのがhydeだとわかると(確かめなくてもわかってたと思うけど)、「ギャッ!」といやそうな顔。

kenちゃんはいつまでhydeさんに照れるんだろうなあ。そして私たちはいつまでこの2人のイチャコラっぷりを見せつけられるのでしょう。もっとやってください。

 

 

てっちゃんのベースソロに沸く会場。初日はちょうど私たちの方へ向かって伸びた花道にてっちゃんが来てくれたので、ドテツのお友達が喜びで大爆発してました。

2日目のMCでご本人も言っていましたが、本当にてっちゃんは若い。あのファッションが似合っちゃうのは異次元レベルだと思います。アンプに近付いてギュワーーーンと音を歪ませてSTAY AWAYへ。

サビのハイハットが裏拍じゃなくなったのはいつからなんだろうなあ。

 

READY STEADY GO

初日、遠くの花道まで遊びに行っていたhydeさんが最後の締めまでにセンターステージに戻ってこれなかったのですが、楽器隊3人がちゃんと待っててくれてました。それほど珍しいことじゃありませんが笑、実際に目の当たりにするととてもほっこりします。天然っぷりを発揮したhydeさんをニコニコと見守るメンバー3人。この関係性が最高なんですよね。

 

2日目は締めの後yukihiroさんがひたすらチャイナを連打し、1枚のシンバルを両手で打つ姿に興奮しました。ドラムに対するアプローチが少しずつ変わっていくyukihiroさん。今後どうなるのか楽しみでなりません。

 

 

ステージをぐるりと取り囲むスクリーンに現れた、水の中を上へ上へと昇っていく無数の泡。その映像にkenちゃんのギターの響きが重なり、ガラス玉が演奏される。

スクリーンが上がりステージの様子があらわになると、なんとkenちゃんがドラム台後ろに作られたミニステージに!yukihiroさんの後ろにkenちゃんというとってもレアな構図。こんなフォーメーションが見られるなんて、円形ステージポテンシャル高すぎ…。

hydeさんの放つ艶のある低音と、yukihiroさんの奏でるフロアの低音が見事にはまって、曲そのものの深みがグッと増していました。

 

 

hydeさんが先陣を切るかたちでMCタイムへ。ラルクが29歳になったという話に始まり、男は30歳からという流れから「老い・若さ」に関する話へ。

てっちゃんの「今回俺たちめっちゃ若くない!?」という発言に、hydeさん・kenちゃんが同意しかねていたのがちょっとおもしろかったです。2人はライヴ後には体ズタボロで、12時間近く寝てしまうこともあるそう。前回の名古屋から2週間あけてのさいたま公演でしたが、体を回復させるのに1週間要したそうです。この話を聞いて妙に親近感が湧き、kenちゃんたちも普通の人間なんだなあとしみじみ感じてしまいました。こういうかっこつけない話を聞かせてもらえるってすごく幸せなことですよね。信頼してもらえてるんだなあと嬉しくなります。

長時間寝るということに対して「でもいっぱい寝れるのは若いからやで!」とてっちゃんのフォローが入ると「せやろ!!」と嬉しそうに答えたkenちゃん。しかしそこですかさず「『若い』で喜ぶのやめようや笑」とツッコむhydeさんという図が楽しすぎました。

 

やがてhydeさんから「今日の【ユッキー何食べた?】のコーナーを…」の声がかかるとyukihiroファン歓喜

kenちゃんからマイクを渡され、困ったように目元に拳をあて、まるで泣いてるかのようなポーズをとるyukihiroさん。悩み抜いた挙げ句、「きょうも、グラノーラとやや照れながら一言。hydeさんは「また!?」と驚き、kenちゃんグラノーラってなんか強そうだよね」と感想を述べ、声色を変えながらひたすらグラノーラ連呼。ちなみにこの間マイク持ってません。ドラムの集音マイクに拾われるkenちゃんの「グラノーラ」。シュールにも程がある。

マイクを両手でぎゅっと握り締め、ニコニコしながらなりゆきを見守るyukihiroさん。あぁ天使。

「それ(グラノーラ)って決まってるの?」「毎日?」「どこで食べてるの?」などなど一斉に質問を投げかけられ、ニコニコしたまま「朝は、決まってるんですよ」と丁寧に受け答え。

てっちゃんが「楽屋のケータリングも食べないの?」と聞くと笑顔でコクリ。終演後、残ったケータリングをスタッフさんと食べながらお酒をふるまっているという居酒屋TETSUYAの大将はこの発言に驚きを隠せていませんでした。

 

この4人のやりとりを見て、yukihiroさんがラルクに加入した直後もこんな感じだったのかなあと想像が広がりました。

hydeさん・てっちゃん・kenちゃんyukihiroさんに興味津々だけど、なかなか話すきっかけやタイミングがつかめない。そんな時、hydeさんのキラーパスで話しかけやすい空気が生まれると、待ってました!と言わんばかりに一斉攻撃。

その状況に少し困惑しつつも、ひとりひとりの質問に丁寧に答えるyukihiroさん。そうやって、この4人ならではの空気感で少しずつ距離が縮まっていく。

yukihiroさんが目尻にたくさんシワを寄せて笑っている顔が本当に可愛く、この4人の関係性がこの先もずっとずっと続いてくれることを願わずにはいられませんでした。

 

 

仲良しMCタイムの後に披露されるTIME SLIP。こんな軽いことばで言いたくないけど、他に的確な表現が見つけられないので言わせてください。

エモい。エモすぎる。エモーショナルが爆発する。

これも元々好きな曲でしたが、MMXXバージョンを聞いてますます好きになりました。hydeさんの歌声にはより哀愁が漂い、その声に導かれて自然とこれまでの人生を振り返ってしまう。

「Passing by」でクラッシュを左→右とそれぞれ片手で打ち鳴らすのがたまりませんでした。

そして間奏のkenちゃんギター。あれは切なすぎます。原曲にはないアレンジで細かく細かく音色を刻んでいくのですが、心臓を直に震わされている感覚で、息をするのが苦しくなるくらいにきれいでした。

曲の最後で優しく鳴らされたタムとスネア。50年という月日の深みがその音に宿っているように聞こえました。

 

風にきえないで

胸が苦しくなるほどのエモから一転、昼間の太陽の下に連れ出されたかのような明るい世界が広がります。kenちゃんがわざとイントロのフレーズを数回繰り返すという粋な演出があったのですが、まんまと弄ばれましたね。

まさか、まさか…。

ま…まじかーーーー!!!!いやあああああぁぁぁ!!!!

 

hydeさんが楽しそうにステージを走り回っていたのが印象的です。幸せしかない空間でした。

タムを多用したドラムもよかったです。映像化…してくれないかな…

 

hydeさんがギターを構えて、I'm so happyへ。

どストレートな愛の歌詞。それをあえて荒々しく、声を張り上げて歌う。

年齢を重ねれば重ねるほど、この曲はどんどん輝きを増していくのでしょう。

 

ALL YEAR AROUND FALLING IN LOVE

曲前のMCでkenちゃん「こんなにたくさんの人と知り合いになれる人生だとは思わなかった」と言っていたり、2日目は「ギターがなかったら今頃どうやって過ごしていたかわからない」など、今自分が置かれている状況に改めて驚きを感じるとともに、充実感に溢れているともとれるような発言をしていました。

お客さんが発した「愛してるー!」という声に本気で照れて喜ぶ姿はとにかく微笑ましく、それと同時に、私たちの愛はまだkenちゃんに届いていなかったのか?という疑問も少しだけ生まれました。笑

「愛してる!!??うわ〜〜〜、めっちゃ沁みたわ〜〜〜〜。ちょっと今、男性ホルモンが、ものすごい勢いで急増してきてる…!」(シモっぽく聞こえたのは私に邪念がありすぎるせい?)

 

もちろん会場内は360度から放たれた「愛してる」の言葉でいっぱいに。

女の人も、男の人も、小さな子どもも、おじいさんおばあさんも、みんなでラルクに愛を伝えました。ちゃんと4人に届いているといいな。

 

男性ファンが増えたこと、さらに自分たちと同年代のおじさんたちも来てくれていること、4世代でライヴに来てもらえたら嬉しい、しばらくアルバム出してないからそろそろ頑張る、30周年に向けた意気込みなどなど、明るい未来を感じさせてくれるお話をhydeさん・kenちゃんが中心となってたくさんしてくれました。

そういった流れで聞いたALL YEAR AROUND FALLING IN LOVEはこれまでとは違った印象に聞こえてきました。

夢を追いかけるラルクと、その4人についていくファン。いつでもぴったりと一緒にいるわけではなくて、離れてしまうことも度々あるけど、深いところで強くつながっている。

私たちなりの愛で、この先も一歩一歩着実に歩んでいこう。そんなメッセージが感じられました。

 

最後、いつものように客席に向けお辞儀をしたyukihiroさん。

REVELATIONの時と同じように、正面、右側、左側、真後ろとすべての方向へ深く頭を下げてくれました。

hydeさんがよく「愛想のないバンド」と謙遜して言うけど、こんなに愛を与えてくれるバンドは他にないと思っています。何度生まれ変わってもラルクを愛したいです。そのためには生まれ変わったメンバーたちにもまたラルクを組んでもらわないといけないのですが。笑

 

ドラムセットの後ろに作られたミニステージ、ライヴ中yukihiroさんがそこに立つことはありませんでしたが、最後の挨拶で立ってくれたのでこれでメンバー全員コンプリート。

階段を使わずにカタカナの「ト」のようなかたちで片脚を横に伸ばし、軽々と飛び乗ったyukihiroさんが最後の最後までイケメンで胸がいっぱいでした。

 

一旦みんなが捌けた後、てっちゃんがバナナを持って再登場。4本の花道すべてを回り、じっくりとコミュニケーションを取りながらバナナと笑顔を振り撒いてくれました。

 

 

 

ラルクはいつだって素晴らしい光景を私たちに見せてくれて、明日への活力を与えてくれます。そのラルクが、ライヴという場でひたすら演奏に集中することができるのは、彼らを支えるたくさんの頼もしいスタッフさんがいるからこそ。

ラルクメンバーを最優先として運営するのはもちろんのこと、ライヴに来るお客さんがより楽しめるように、そして今日という日が良い思い出として残るようにと尽力してくださったことをこの先も決して忘れません。

"ARENA TOUR MMXX"で叶うはずだったメンバーの想い、スタッフさんの夢が、いつかこの先叶いますように。

 

宝物のような日々をプレゼントしてくれて本当にありがとうございました。

これからも一緒に夢を追いかけさせてください。

また必ず会いに行きます。

 

ARENA TOUR MMXXありがとう!!!!