ACID ANDROID LIVE 2021 #1 長野 LIVE HOUSE J
2021.06.13(sun)
ACID ANDROID LIVE 2021 #1
長野 LIVE HOUSE J
前日のyukihiroさんの姿(と左手)が脳裏に焼き付いて離れないまま長野へ。
今回新しく出たアクスタ、ポーチ、ラバーバンドをライヴ前に購入。もともとラバーバンドは候補に入れていなかったのですが、新潟でyukihiroさんがつけておられたので「これは買わねば」という使命感のもと購入させていただきました。きっとそういうお客さん多かったですよね。宣伝上手なyukihiroさん。
17:30に開場、フロア内へ。
一列辺りの人数は8人ほど。整理番号40番台だったので前から5列目、左手がよく見えるであろう上手側へ。ステージからの距離が遠くなっただけで、位置的にはほぼ昨日と一緒でした。一方、ドラムとギターの配置は逆になっていてドラムが下手、ギターが上手。ツアー中に変わることは今までになかった気がするので驚きました。スペースの問題なのかな?
開演前のSEも変えてた気がします。時計の秒針と同じリズムが静かに流れ、まるでカウントダウンのようで妙に緊張しました。
暗転はゆっくりと。あ、暗くなったと感じてからすぐ真っ暗になるのではなく、段階的に消えていきました。急な暗転は心臓に悪いのでこのやり方はとても優しいですね。
スタッフさんの「それではよろしくおねがいします!」という声のあと(初めて聞いた)、下手側の袖から山口さんKAZUYAさん登場。やや間をおいてからyukihiroさん。
…
昨日と同じ服!!!??
よく見るとTシャツは別のものでしたが、チェックスカート・スキニーはおそらく全く同じもの。
先に言ってしまうとセットリストも前日と同じでした。様々な事情があったり、世の中の情勢を鑑みて1日しかライヴに来られないというお客さんのために、均一化したツアーにしようと考えてくれているのでしょうか。もしそうだとしたら本当に優しすぎます。
もちろんyukihiroさん側にもたくさんの事情や制約等があるはずで、そういった状況下でツアーを開催してくれたことには本当に感謝しかありません。「大変だったけどやってよかった」と最後に思ってもらえるよう、自分にできることをきちんと考え、正しい行動を心がけていきたいと思います。
yukihiroさんのヘアセットについて、前回の記事ではHYDEさんみたいだとお伝えしていましたが、なんだか長野ではD'ERLANGERのkyoさんに見えました。ご自身でも「kyoちゃんみたい…」とか思ってたらかわいすぎるな。というか、長野はすべてにおいてかわいかったです。ライヴ後もお友達とひたすらかわいいかわいい言ってました。
昨日はアクシデントのせいで全力を出しきれなかった1曲目、こんなにも力強く、かつエモーショナルに歌い上げることができるのかと衝撃を受けました。音源とライヴとのギャップがめちゃくちゃいいんですよね、ACIDって。クールにまとまっている音源からは想像できないほどの圧倒的熱量を宿したライヴパフォーマンス。yukihiroさんのボーカルを力強く支える山口さんのドラムの一打一打やKAZUYAさんが奏でるギターも同様に熱い。また、ライヴの度にブラッシュアップされる打ち込みが強固な基礎となって全体を支えてる。だから世界観がブレることはない。
その上、約1年半に及ぶ抑圧から解放されてのライヴなので、エネルギーの爆発がとにかくすごい。私がそう感じてしまっているだけなのかもしれませんが、今回かなりアグレッシブなツアーになりそうな予感がします。まだ音源化されていない新曲でのテンションを見てみても、落ち着く気なんてさらさらないんだろうなと思います。
大好きな2曲目、くるとわかっていてもやっぱり嬉しくて小さく飛び跳ねてしまいました。そこまでのリアクションをしている人が目につく範囲ではいなかったので、皆さんきちんと我慢していたんだろうな…。ついつい体の動きが大きくなってしまうので反省。お客さん同士の間隔が空いているのは接触を避けるためであって、好き勝手体を動かしていいというわけではないんですよね。意味を取り違えないよう自律しなければ。
スカイブルーに染まったステージの美しさに見惚れると同時に、昨日の新潟がどんな照明だったか何ひとつ思い出せないことに気づきました。よっぽど緊張・興奮してたんだろうなあ。
長野では少しだけ気持ちに余裕があり、演出も楽しむことができました。
3曲目では一瞬の静寂を切り裂くかのようなシンバルの音が最高に気持ちいいです。あれはクラッシュなのかな?
客席をじっくりと見ながら挑発的に歌うyukihiroさん。
4曲目は予想外。でも楽しい。yukihiroさんパンチ炸裂。
5曲目、これが問題児。攻撃的オーラを放つyukihiroさんが凄まじく、ただただ見入ってしまいます。先日幕張で見たyukihiroさんと今目の前にいるyukihiroさんは本当に同一人物なのかとか、どちらが本当のyukihiroさんなんだろうかとか考え始めると止まらなくなる。
キッと前を睨んだり、優しく目を閉じたり、はたまたギュッと強く瞑ったりと、目元だけでもバリエーション豊か。お腹に添えた左手がちょうどタブレットに被ってしまって見えなくなったけど、それがどれだけ美しいかは容易に想像がつきました。しかし実物は想像の遥か上をいくのでしょう。はあ、左手…(重症)
右手で握ったマイクを歌うときだけ口元へ運び、歌い終わると下げるという動きはわりと定番で、この日もそうやって歌っていた…のですが、突然、口元まで上げた右手が下に降りなくなりました。視線は前に向けたまま手だけを顔の横に少しずらし、挑発顔、その後口元にマイクを持っていき歌うという新しい技…!(本当はたまにやってます)
その一連の流れは常軌を逸したかっこよさ。左手は自身を抱くように体に巻き付けられてた気がします。ああ無理。もし目の前であんなに煽られたら間違いなく膝から崩れ落ちます。最前列のドセンにいたフォロワーさんが心配でなりませんでした。
呪文のように繰り返される言葉。そのひとつひとつを発する際少し顔を歪ませたり、首を傾げる。歌詞の意味通りの表情ともとれます。本当に身動きが取れなくなるほどの気迫でした。すごかった。
凄みを見せつけてきたその直後に、儚く叙情的な表現に切り替えるyukihiroさんはテクニシャン。歌いながら両手の指を絡ませるという手フェチ爆死パフォーマンスを新潟で繰り広げており、今日はどうなることかと固唾を呑んで見守っていたら、またもや想像の遥か先をいく光景を私たちに見せてくれました。
右手で持っていたマイクをいつのまにか左手に持ち替えていて、右手は体の前を通って左膝の下へ。それだけだったら「いつもとは逆だな〜」と思っておしまいなんですが、歌いながら徐々に体をよじらせてきて…?左肩を前に入れるようにして…?ものすごく妖艶に歌っておられる…???
その体勢のまま左右の手の人差し指だけをピッと伸ばした様を見て、この人こそがバラだと確信しました。(伸ばした指を棘に見立てて)
恐らく以前のレポでも似たようなこと言ってると思いますが、一体どこでそんな表現力身につけてきたの…!
このあたりはしっとりと聞かせる系の曲が続くので、全身を包む音に身を委ねゆらゆらするのがとても気持ちいいです。また、ドラムの強弱を聞き分けられたのが個人的に嬉しかったです。(ほんとに新潟は余裕がなかったので)
発声と連動して左手がパッと開く様は何度見ても心臓が締め付けられる感覚に陥り、歌詞に合わせて動く手を見てなぜかシンジくんを思い出しました。
新潟では取り乱してしまった次の曲、なんとか落ち着いて見ることができたとは思いますが、やっぱり左手が左手でした。
例の箇所で左手をふわっと掲げ、お客さんひとりひとりの気持ちを受け止めるかのように優しくキュッと握り締める。優しい手の動き…!無理です…!!
昨日は照れに照れまくって同じタイミングで手を挙げることができなかったので長野にてリベンジ。yukihiroさんに向けて手を伸ばしたその直後にキュッと握ってくれた気がして、またもや取り乱すところでした。5列目にいてよかった…命拾いしました。
次の曲は間奏での手持ち無沙汰感が3割増し。これでもかと手の美しさ見せつけてくるんですけど確信犯でしょうか?
と思ったら歌いながら左手を思いっきり体の後ろに隠した!!!なに!!!それ!!!!!あなたの手は月だったんですか!月が綺麗ですね!!(I love you)(落ち着け)(詳しくは後日)
いよいよライヴも後半戦、マイクのケーブルをぶんぶん振り回していきます。途中でケーブルを掴んだまま歌ったときもあり、今後もケーブル芸が炸裂していきそうな予感…!そのときはしかと見届けます。
初披露の新曲は無音になるタイミングが絶妙。yukihiroさんの歌い方は荒々しく、ずっと頭振りながら聞いてしまいます。KAZUYAさんのギターもかっこいい。
その次の曲への流れも秀逸でした。ひたすら踊り続けていたい曲です。そしてライヴ後半からこぶしを強く握る回数が圧倒的に増えました。yukihiroさん力入ってます。
ライヴ定番曲になると、声が出せないのが本当にもどかしくなってきます。でもyukihiroさんが全力で煽動してくれるので、私たちも身振り手振りで必死に盛り上がっていることを伝えます。
次の曲は仁王立ちで、一拍おきに頭を強く振るyukihiroさん。フロアの熱気をじっくりと見て感じている気がします。
混沌から抜け出し、視界がパッと開けるようなラストの曲。全身を使って発せられた声が体のすみずみにまで行き渡っていくようです。指先を開いた様がまるで羽を広げたように見えて、最後に羽生えたね!と友達と興奮ぎみに語り合いました。
マイクを後ろのスタンドに差し戻すと、最後の音が消えるまでじっとフロアを眺め、一呼吸おいてから顔の前で右手を振ってバイバイ👋
そのバイバイの仕方がこぢんまりとしていてそれはそれはかわいかったです。しかも手をかざすだけじゃなくて、ちゃんとバイバイと振ってくれたところがポイント。右手がこちらを向いていたので私に手を振ってくれているー!!と興奮しました。妄想です、妄想。
誰もが待ち望んでいた有観客でのライヴをやっと開催することができた、その喜びをみんなで噛み締める空間だったなと思います。
yukihiroさんたちは以前と変わらない、むしろより一層バージョンアップした姿を見せてくれましたが、フロアの私たちはどう映っていたのでしょうか。マスクのせいで表情は隠れてしまうし、隣の人とぶつからないよう動きを制限しないといけない。この日がくるのをずっとずっと待っていて、目の前にyukihiroさんがいること、全身を音楽に包まれることをとてもとても嬉しく感じているのですが、その気持ちはちゃんと伝わっているのでしょうか。
当たり前が当たり前でなくなってしまったから、大好きな人と同じ時間を共有することをもっともっと大切にしていきたいなと思います。
ACIDの音楽が大好きで、ACIDのライヴに行けることが何よりの喜びで、たくさんの幸せをくれるyukihiroさんにこれからもついていきたいです。
1公演終わる毎に愛が重くなっていっている気がします。全公演終わったらどうなっているんでしょうか…笑
改めまして、新潟・長野お疲れ様でした!
チームACIDの皆様の健康を心よりお祈りしております。
次は宇都宮!