L'Arc〜en〜Ciel 30th L’Anniversary TOUR 幕張2days

2021.10.22(fri),23(sat)

L'Arc〜en〜Ciel

30th L'Anniversary TOUR

幕張メッセ国際展示場1-3ホール

 

 

 

 

9月に開幕した30周年ツアー。前半戦の締めくくりとなるこの幕張公演がどんな内容になるのか、ずっと楽しみにしていました。

 

これまでの西日本編に参戦された方の感想でいろいろと勉強させていだたいたつもりでいましたが、実際に目の当たりにするともう言葉にできないくらい圧巻で鳥肌立ちっぱなしのライヴでした。ラルクは本当に、何度でも驚きと感動を与えてくれます。

2日間まとめての感想となりますが、よろしければお付き合いください。

 

 

1日目はA3ブロック4列目、2日目はC26ブロック7列目。

AとCがステージ挟んでちょうど向かい合わせになっており、1日目で見たものをそのまま反転した景色を2日目に見ることができました。角度が変わるだけで印象がまったく別物になるのが面白かったです。そしてなによりも、初日の神席を引いてくれた相方さんには足向けて寝れません。ラルクでこんなにも近かったのは人生初かも。相方さんありがとう。

 

開演前のメンバーセレクトBGMはとても楽しい企画で、ぜひ今後も続けてほしいなと思いました。この選曲は誰かなとか、この曲やっぱりかっこいいなあとか考えながら待っていると、あっという間に開演時間。

 

ステージには紗幕の役割も果たす薄いスクリーンがぐるっと吊るされているのですが、Aブロック前方ともなるとステージ上の様子がなんとなく透けて見えます。

ドラムセット中央にそびえたつホーリーチャイナがしっかり正面に見えて「あ、これはこっち側正面で始まるな」と早合点。

定刻になるとBGMが途切れ、場内が暗くなり、ライヴスタートを告げる映像が流れ出します。巨大な人影が頭突きでステージを取り囲むガラスを割り、いよいよ目の前にL'Arc〜en〜Ciel降臨…!

 

すると目に飛び込んできたのは、真っ白なシャツを着たyukihiroさんの後ろ姿。

 

せ、なか……?

 

完全に正面で来ると思い込んでいたので、想定外の光景にパニック。相方さんと騒ぐこともできないので無理矢理気持ちを落ち着けようとします。が、何も遮るものなくget out from the shellというyukihiro曲を目の前でご本人がドラムを叩いていて、しかもそれを普段のライヴでは決して見ることのできない背後から見ることができていて私は!私は…!!!

 

思い出すだけでこれなのでもちろん現地で正気を保つことは不可能でした。取り乱したりはしないまでも、マラカスシャカシャカして楽しむなんて到底無理な話。腕を組み直立不動でyukihiroさんを凝視。変な客だった自覚は十分あります。反省もちょっとだけしてます。

 

他の3人は全くといっていいほど見えず(kenちゃんの後ろ姿くらいは見えたかも)、演出も把握しきれないのでステージ上部のスクリーンに頼るしかないのですが、かなり角度がきついのでずっと見続けるのは首がしんどそうでした。人によっては我慢の時間が長いブロックなのかもしれません。

 

ただ私にとっては最高級のご褒美。だってyukihiroさんの背中が目の前ですよ?こんな景色が見られるなんて夢のようです。力んで前のめりになりながら左手で16ビートを淡々と刻み続ける姿が眩しすぎました。

 

見慣れてないからというのもあるかもしれませんが、後ろから見る方がyukihiroさんのすごさを実感できたような気がします。ほんとにこの人プロなんだな…としみじみ感じてしまいました。リズムを正確に保ちながら、的確にそのときそのときに応じた力加減でショットを放つ。

顔が見れないからこそ腕の動きに集中できた部分もあり、こんなにも強弱を巧みにコントロールしていたのか…と感動しきりでした。

 

2曲目のCaressで早くもhydeさんやてっちゃんがAブロック方面にも来てくれたような気がします。(yukihiroさんに夢中すぎて覚えてない…)

yukihiroさん以外の3人をこんなに至近距離で見るのは初めてか相当久しぶりで、みんなそれぞれジャンルの違うイケメンでたまげました。笑

 

hydeさんはテレビや写真で見るhydeさんそのまま。キラキラ美しくて妖艶で、人を惹きつけるオーラがすさまじい。目で人を落とす。歌いながら笑顔で手招きとかしてくれました。美人。

てっちゃんはキュッと小顔で衣装の着こなしがきれい。そして若い。ひたすらに若い。笑顔よりかは真剣な顔でベース弾いてることの方が多く、キリッとしたかっこよさが素敵でした。全く手元見ずにあんなグネグネしたベース弾けるの本当にすごいです。

 

kenちゃんは…無理でした…イケオジ加速しすぎ…

まず黒髪短髪な時点でアウト。シュッとした輪郭にあごひげ、色気びっしゃびしゃの首元、胸元。キキとララが見えそうで見えず、非常にもどかしい思いをしました。

まさかのサングラス爆破済みで、そのかわいすぎる素顔に心臓が潰れました。捲った袖から伸びる長い腕。黒いパンツはかなり細身でkenちゃんの股下86センチをこれでもか見せつけてきます。台に足をかけると、スラッとした脚の長さがより一層強調されて、これはhydeさんもおけんけんランドしたくなるねと納得。潜りたくなる脚。

 

ステージが回転してkenちゃんが一番Aブロックに近くなったとき、めちゃくちゃこっち見てくれたんですよ!

hydeさんがハミングの練習〜といってお客さんにハミングさせてるとき、kenちゃんはお顔をAブロック側へ向けて私たちのハミングを聞き、パチパチと拍手。うんうんと頷いてくれたりもして、いいお兄ちゃん!というかパパ!イケオジで優しくて音楽の才能に溢れてるなんて神なの…?(ただしこの後のMCが酷い)

 

なんとなくラルクは遠くから見るものという認識だったので、こんなに間近で4人を見られるセンターステージには感謝しかないです。

私はMMXXへの参加はさいたまのみで席もスタンドだったので、この幕張初日でようやくセンターステージのすごさを実感できました。自分がステージ内にちょっとめり込んでる感覚すらありますね。

 

MMXXでも、そして今年5月のラピバでも披露されたX X Xはライヴのたびに化けていくおそろしい曲だと思います。初日も2日目もこの曲で鳥肌が立ったのをよく覚えています。

ドラムの説得力がとにかく強くて、その迫力に身動きが取れなくなるほど。手数が多くない分、一音一音に乗せられるyukihiroさんの熱量が他の曲よりも高く感じます。シンバルに振り下ろされた腕のなんと力強いことか。ベースと共に曲を引っ張っていくバスドラムの響きによって、曲の深みや重厚感がどんどん増していきます。

 

また、この曲はドラムが鳴ってない空白部分こそ美しく、yukihiroさんがピタッと音を止める(というか切る、に近いかも)モーションに心臓がギュッとなります。

素早いフィルの最後でシンバルを叩くと同時に、フリーの左手を頭上高く掲げる様がとにかくかっこいい。まだ左手に残ってるであろうエネルギーを空にパッと逃してるように見えるその動きで、どれだけyukihiroさんがパワフルにこの曲を叩いてるかが伝わってきます。

 

2日目はドラム休みの箇所でかなり激しめに頭をブンッブン振っていて、トップの髪がふわっサラッと揺らいでいました。ドラムを叩いていなくても体や頭でガンガンリズム取ってる姿見るとこちらもますますテンションが上がります。

 

明確な衝撃波となって体にぶつかってくるクラッシュの音、バスドラの音。あのときの感覚をこの先もずっと忘れずにいたいです。

2日目Cブロックで聞こえてきた音に少し違和感があったので、もしかすると初日はだいぶ生音に近いものを感じられていたのかもしれません。

 

X X Xに限った話ではないですが、hydeさんの歌唱力や表現力もとどまることなく進化し続けてますね。今回のテーマは"30歳の大人なラルク"だからなのか、色気たっぷりに漏れ出た声に何度もドキドキしました。metropolisとかね。

 

winter fallはサビのスネア×2、ハイハット×2の流れが大好きで、背中からのアングルでそれが見れてしまったため昇天しかけました。

あと、クラッシュ打つ前に軽くジャブみたいな感じでハイハット噛ませてたのが新たな発見でした。この曲じゃないかも?

 

flowerはサビでのクラッシュ2度打ちが最高でしたね。ラピバから目立っているあの叩き方。シンバルが以前より大きく揺れるようになったので、その揺れを計算に入れているかのようなyukihiroさんの狙い澄ましたショットがとんでもなくかっこいい。

 

2日目は正面だったのでhydeさんのブルースハープ芸をしかと見届けることができました。

速く・細かく吹いて、ドヤァ!とした顔で客席を見渡し、拍手やマラカスで応えるお客さんに対して「なにー?聞こえないよー?」とでもいいたげなジェスチャー。(耳に手を当てる)

慌ててより一層大きな音で「すごいよ!」「もっと聞かせて!」と伝えるお客さんたち。笑

言葉を使わないコミュニケーションがお互いに上手くなってきてる感がありますね。

どうでもいいけど、ハープ吹いてるときのhydeさんプクッと開いた鼻の穴までしっかり映ってたけどそれでもかっこよかった…

 

そしてyukihiroさんのドラム入り。ここは公演によって微妙にニュアンスが変わってるみたいです。幕張2日目は比較的大人しめだったようですが、私には人の域を超えた超絶テクニックに見えました。スネア、タムを高速で叩きながら駆け抜けていく腕。本来の倍以上のスピードで動いてません?今のyukihiroさんはちょっといかつめなflowerにしたい気分なんでしょうか。そういうの…大好きです…!

 

お色気爆発のmetropolis。この曲もドラムの細かなニュアンスが見れて最っ高に幸せでした。

yukihiroさんを好きになって、ドラムのことをいろいろと調べるようになっていった中で恐らく最初に覚えたテクニックが「ゴーストノート」なんですが、鳴ってるか鳴ってないかの絶妙なスネア捌きを生で拝見できてめちゃくちゃに高まりました。後ろから見るの良すぎます…左手の動きが分かりやすいんですよ…スティックがスネア上で跳ねる様もずっと見ていられるし……たまらん………

 

DAYBREAK'S BELLはやはりバスドラに聞き入ってしまいますね。息つく間もなく攻め続けるあのリズム。緊迫感がかっこいい。

照明が激しく点滅し青やオレンジなどに目まぐるしく色が変わっていく中で、あんなに複雑なドラムを叩くことができるyukihiroさんは紛うことなきプロ。いつの間にか、ステージで演奏することの難しさについて考えてしまっていて、気分はステージ袖で見守る下っ端スタッフでした。プロのミュージシャン、すごい…

 

2日目はスクリーンの映像も楽しませていただきました。今ツアーの映像がスローでちょっとずつ流れてます。Tシャツ姿のyukihiroさんが荒々しくシンバル叩くのかっこよかったですね。

 

STAY AWAYの演奏中にステージがゆっくりと回転。それまで見えてなかった部分が少しずつ見えてくることにわくわくが止まりませんでした。

NEO UNIVERSEではyukihiroさんの右サイドを眺める位置に。

この曲といえば、右側ハイハットを大きめな腕の振りでゆったりと刻み続けるスタイルがとても印象的です。演奏しながら顔を上げて会場内を見渡すこともよくあるので、ほどよく脱力しているんだろうなと思っていたら、幕張1日目に見たyukihiroさんの右腕には想像よりもかなり力が込められていました。体も前のめりなままで、こんなにも力んだ状態で演奏していたとは…!と驚きでした。そして今まで知らなかった一面を知れてしまい、どうしようもなくときめきました。

 

ちなみに2日目はバスドラを強く踏み込む姿に心臓掴まれてました。上半身にもグッと力が入っているのが見ててわかるんです。

 

イントロと同時にステージの周りを何台もの円盤が光を放ちながら上昇していく演出がとってもきれいでした。小さなUFOが揃って飛び立っていくよう。そのUFOたちが放つ光のまぶしさに何度も目が眩んだのも1日目のいい思い出です。

 

CHASEが始まった際yukihiroさんがスッと立ち上がったのは何事かと思いましたが、そういえば他の会場でも同じようなことがあったみたいです。この曲ではサブスネア使うので、体の向きを少し調整したのかななんて思いました。

 

花葬、EVERLASTINGの流れを披露するのがラピバだけではもったいないと思っていたので、このツアーでも継続してくれていて嬉しい限りです。フードを目深に被り、真っ直ぐ前に伸ばした手を花のように広げたり回転させて踊るhydeさんのミステリアスさに引き込まれていきます。

炎の灯ったステージでそれぞれに思いを乗せて演奏をするメンバーの姿には見惚れる他なく、花葬に関してはまさに大人のラルクを象徴するかのような、深みのある仕上がりとなっていました。

EVERLASTINGではスクリーンに雨のエフェクトがかかり、メンバーが雨の中で演奏しているように見えます。特に、雨とken様の相性が完璧といってもいいくらいに素晴らしく、ここからひとつの物語が始まっていきそうでした。映画のワンシーンのよう。

あまり他の曲で見せたことのない奏法でポロンポロンと、それこそ雨粒のような音を産み落としていくken様が本当に本当に素敵でした。

 

EVERLASTING後kenちゃんのソロに繋がり、2日目はソファにあぐらをかいた状態で少しだけ弱気なギターを弾いていました。雷の音に負けてしまいそうな儚い音色。それがだんだんと強い意志を持ち始め、雨が止み、MY HEART DRAWS A DREAMへと成長する。kenちゃんソロの美しさに魅了されました。

 

間奏で、会場内がハミングに包まれる瞬間もとても幸福度が高いです。ハミングをかき消さないようにとハイハットを優しく鳴らしてくれるyukihiroさんにいつもときめいてしまうのですが、アクセントで鳴らしたクラッシュが結構強めで驚きました。その場をyukihiroさんがリードしているように感じられてその力強さにまた惚れました。

 

MY HEART 〜 のアウトロで腰に手を当て、足元に視線を落として静止するkenちゃん。何かを考えてるようにも見えました。曲が止むとサングラスをかけたばこに火をつけ、静かにマイクに近づき、渋い雰囲気をまとったまま…

「オ●ニーとう●この話、どっちが聞きたい?」

 

一言目にこれが言えるのはkenちゃんしかいませんね。笑 しかもついさっきまでめちゃくちゃかっこいいギター弾いてたばかりで。

お客さんにアンケート取りつつ、hydeさんにもどっちがいいか聞いて「大人なラルク」ということで前者になりました。

 

ざっくりした内容としては、お風呂の排水溝が詰まってしまい困ったおばあちゃんが業者を呼ぼうとしたところ、kenちゃんが率先して掃除を行いその姿に感動したおばあちゃんからお小遣いまで貰ってしまったが、そもそも排水溝が詰まった原因はkenちゃんが熱いシャワーをあててゴニョゴニョしてたからという…

また、幼少期のkenちゃんはどうしたら気持ちよくなるのかわからず、布団の中でめちゃくちゃに暴れていると1時間に1回くらい電撃が走ったような感覚になるので、それをひたすら繰り返してたそうです。それを再現して手足バタバタさせるkenちゃんを見て、hydeさんてっちゃんがヒーヒー笑ってました。yukihiroさんはこちらからは見えなかったのですが、きっとフルシカトだったことでしょう。笑

 

ken:みんな最初どうやってやり方知ったの!?誰に教えてもらったの!?ちょっと男の人だけ答えて!!

 

ということで男性客に標的を絞り、より具体的にアンケートを取り始めたのですがこれ公開処刑すぎますよね…

友人(男)がこの日参戦していたのですが、お母様と一緒だったのでそれはそれは気まずかったそうです。そりゃそうだ。笑

 

そんなkenちゃんの様子を見てhydeさんが一言。「今日、最強ですね?笑」その後も、

 

hyde:この人が味方でよかったわ…相手だったら敵わない笑

 

と、kenちゃんの絶好調ぶりを褒め称えて(?)いました。

それを受けたkenちゃんが「メンバーにも聞かなきゃ!」的なことを言いドキッとするhydeさん。私もその流れでメンバーに振るのか!?と驚きましたが、いつも行なっている質問コーナーを始めるという意味だったようです。あまりにも唐突で自由すぎるkenちゃん。オ●ニーの話ではないとわかってhydeさんもホッとしてました。

以下hydeさんてっちゃんへの質問内容と回答です。

 

【Q】hydeさんの使ってるシャンプーの色

【A】紫(髪がハイトーンなので色落ち防止用のムラシャン。hydeさんの口からムラシャンという単語が聞けるとは思わなかった)

 

【Q】tetsuyaさんのボディソープの色

【A】茶色?オーガニック系

(ken:じゃあその写真をインスタにあげてください!tetsuya:え、ええ…??)

 

 

そしていよいよyukihiroさんの番!ちょこんと座ったyukihiroさんの手にはしっかりとマイクが握られています!高まる期待!

 

ken:yukihiroさんが使っていたシャンプーハットの色はなんでしょう!

 

(お客さん:シャンプー…ハット…?ザワザワ)

 

ken:yukihiroさんシャンプーハットって知ってますか?シャンプーする時に使うやつ…

 

yukihiro:知ってます

 

(お客さん:シャベッタアアァ!!)

 

ken:シャンプーハット使ってましたか?

 

yukihiro:使って……いません!(輝く笑顔)

 

この時のyukihiroさん、めちゃくちゃいい笑顔だったのも素晴らしかったのですが、アナウンサーかと思うようなきれいな発音で、私はそこになんとも言えない喜びを感じていました。たまーにハキハキ喋るyukihiroさんかわいいですよね!

 

メンバーへの質問を終え、「どうにかきれいなかたちでMCを締められてよかった」というkenちゃんに「よかったですね」と答えたyukihiroさん!間接的にではありますがyukihiroさんがkenちゃんのシモに付き合った瞬間…?めちゃくちゃ貴重でした。

 

でも、「お客さんが声を出せるようになったら1人ずつマイクを向けて詳しく聞きたい!『えぇ!あなたはそんなオ●ニーを!?』みたいな!」と言って結局シモで終わってしまったkenちゃんなのでした。笑

hydeさんに突っ込まれるとやや食い気味で「エンジンスタートオォ!!!」と掛け声を発して無理矢理Driver's highへ。

 

これが1日目のMCでした。2日目のMC担当はてっちゃんで「これからもセンターステージがいい人〜?」と聞いてるうちに、ステージ上のソファも客席として販売する案が浮上。

hydeさんとkenちゃんはまさにそのソファに座った状態でてっちゃんの話を聞いていて、hydeさんが「いやあここはちょっと…」と答えた後、なぜかススス…とkenちゃんのそばへ近寄る。kenちゃんはたばこを持った右手をソファの背もたれにかけhydeさんを抱くような姿勢に!そして左手でhydeさんの胸元をワッシャワッシャとまさぐる!(なおジェスチャーのみで実際は1ミリも触れてないところが尊い)

大袈裟に舌舐めずりしながら「ゲッヘッヘ!」という笑い声が聞こえてきそうな大変お下品なお顔のkenちゃんが最高でした。hydeさんも女の子みたいな仕草と声でkenちゃん劇場に付き合ってるのがまたよかったですね。一瞬にして幕張がいかがわしいお店に変わり果てました。

幕張2日目は政府の実証実験が行われていたこともあってかkenちゃんの下MCは封印されていましたが、あの行動はどう考えてもアウトでしたね。政府のお偉い方々もきっと見ていたでしょうに…笑

 

hydeさんkenちゃんのいかがわしさに比べたらとっても爽やかでしたが、「みんなまだ元気あんのー?」と言いながら上着を脱ぎ、肩があらわになったシャツ姿をお披露目したてっちゃんもだいぶセクシーでしたね。しかもじわじわ脱いでいくのがまたエロい…笑

大阪ではyukihiroさんもかなり攻めた衣装でしたし、なんなんでしょうねこのバンド。好きですけど☺️

 

そして2日目はてっちゃんのぶるるんぶるるん!でDriver's highへ。

 

ここからHONEYそしてRSGの流れではとにかくhydeさんが暴れろー!はっちゃけろー!と煽ってくれて、心の中でたくさん声を上げて楽しみました。

HONEYで花道を使った一直線フォーメーションが見れて「これがあのツイッターで話題になってたやつ!」と興奮しました。

また、hydeさんがyukihiroさんの真正面に立った際、hydeさんの顔を真っ直ぐに見つめてドラムを叩くyukihiroさんがとにかくイケメンで震えました。当たり前ですが、手元に目を向けることなくノールックで左右のシンバルをガツン!と鳴らすんですよね。hydeさんとyukihiroさんの絡み大好きです。

 

kenちゃんは花道の先に立ち、ガニ股で中央ステージを見つめていました。kenちゃんの股越しのステージ(とそこに小さく映り込むメンバー)という図が実にシュール。

ちなみに、間奏でスタッフさんが中央ステージに現れてkenちゃんのかわりにペダル踏んでたのも地味に面白かったです。

 

ライヴ鉄板のHONEYですが、勢いだけで盛り上がるのではなく、きちんと締めるところ締めてるのがかっこいいなと思います。ドラムは、リズムが止まらない程度に重たく響かせる音が随所に入っていて大人っぽさを感じました。30歳のラルクは余裕と勢いが同居してるのがいいですね。

 

RSGのアウトロドラム、1日目は王道な構成で、ホーリーチャイナとスネアを絡ませた連打がyukihiroさんらしくて最高でした。

そして2日目がビッグサプライズ!RSG終わりからグッとスピードを落として、普通に曲を演奏しているかのような8ビート。その中で、ハイハットを徐々に開いてより大きな音を響かせる叩き方にこの日一番テンションが上がりました。滅多にやらないハイハットオープンでの力強いショット、これが見れただけで満足ですし、こんなドラムソロ(本人はソロではないとおっしゃっているのですが、他に的確な表現が思い当たらないので取り急ぎソロと言わせていただきます)もやってくれるんだな、まだまだ新しい景色を見せてくれるんだなと興奮していると、なんとなく聞いたことのあるフレーズが。そしてひとつの可能性が頭の中に浮かんできました。

これはもしや…Nirvanaなのでは…?

 

確信が持てず、でも聞けば聞くほどそうなのかもしれないという思いが大きくなり、達成感のある顔で叩き切ったyukihiroさんがステージ下へ捌けて見えなくなってからもずっとドキドキが止まりませんでした。

この日、開演直前に流れていたBGMがまさにNirvanaSmells like teen spiritで、改めてかっこいい曲だなあと感じていたばかりでした。geek sleep sheepのライヴでカバーしたこともありそのときもはちゃめちゃにかっこよかったのですが、また見られる日が来ようとは…!

ライヴ後ツイッターを見ていたらやはりあれはNirvanaで間違いなかったようで、yukihiroさんの遊び心を思い出すたび今でもワクワクしてしまいます。いろいろ大人の事情などで難しいのかもしれませんが、ラルクのライヴでも洋楽カバーしたくれたら絶対にかっこいいですよね!ちなみに私はMinistryのStigmataを推しています。

 

 

インターバルを挟み、ラルク始まりの地、難波ロケッツから時空を超えてミライが演奏されるという演出はとても素敵でした。

「虹がかかり」という歌詞にリンクして虹色のレーザーがまっすぐに伸びていく光景は夢の中のような美しさでした。

 

2日目は後ろからだったのでyukihiroさんのドラムを堪能でき、Promised landに似たキック連打に悶絶していました。ミライといいこの後に演奏されたFOREVERといい、最新曲のドラムはyukihiroさんの新しい魅力が至るところに詰め込まれていて驚きが止まりません。

FOREVERは腕を開いてドラムセットをワイドに使っている姿がかっこいいです。タム使いも新鮮に見えます。

 

FOREVER前に繰り広げられた、お客さんとコミュニケーションを取りながらウェーブの段取りを説明するhydeさんと、その様子をニコニコと見つめるメンバー3人という構図を見てこれこそが今のL'Arc〜en〜Cielの空気感なのかなと思いました。hydeさんが率先して舵をとる様を微笑ましく、決して目を離すことなく見つめるメンバー。(yukihiroさんはちょっと余所見してるかもですが気持ちはちゃんと持ってるはず)

このまま4人が同じ方向を向いて前に進んでいくことができたなら、40周年、50周年も今日のような幸せな日になるのでしょう。自然体で楽しむメンバーの姿に、明るい未来を描かずにはいられませんでした。

 

As if in a dreamとDuneという初期曲も色鮮やかに瑞々しく披露することができるのは、きっと彼らが現在進行形で新たな音楽の可能性を追い求め続けているからなのだと思います。

As ifで見られた攻めのドラムフレーズは目が覚めるくらいに鮮烈でした。スプラッシュとミニチャイナの刺激的な響き、ホーリーチャイナとスネアの高速連打。シンプルにかっこよすぎました。

 

1日目はLinkからの虹、2日目はGOOD LUCK MY WAYからのあなたでライヴが締め括られました。個人的にはライヴが終わるという寂しさはほとんど感じず、多幸感いっぱいのまま終演を迎えました。

あなたでハミングの合唱が行われた時、静かな歌声が響く会場内に、その揺れさえ目に見えそうなライドの優しく深い音色が染み渡っていくのが感動的でした。ライドのカップに近い箇所を叩いていたのでは…と思えるくらいに繊細な音がとてもクリアに聞こえてきました。

声が出せないライヴはもどかしいものではありますが、今まで聞こえなかった音に気付けるという点だけは有り難いです。

 

 

ツアーはここで小休止を挟み、12月のさいたま公演から後半戦が始まります。

この雰囲気のまま、無事に最後まで走り抜くことができますように!

また素敵な景色が見られることを心から楽しみにしています。

 

まずはゆっくりと休んでいただきたい…のですが、そういうわけにもいかないでしょうか?

yukihiroさんには11月22日にお会いする予定ですので、そこで元気なお姿が見れたら嬉しく思います。

 

幕張2daysお疲れ様でした!