ACID ANDROID LIVE 2021 #1 新潟 GOLDEN PIGS RED STAGE

2021.06.12(sat)

ACID ANDROID LIVE 2021 #1

新潟 GOLDEN PIGS RED STAGE

 

 

 

 

yukihiroさんのかっこよさがとてつもないことになってます。

ラピバのときの花沢類・王子スタイルとは正反対の、パンク少年yukihiroさん。ボリューム多めな前髪のせいなのか、ガチで大学生くらいに見えました。本っっ当に若くて震えます。

 

 

オーバーサイズな黒Tシャツ、裾から赤のチェックスカートを覗かせ、膝クラッシュの黒スキニー、ショートブーツ。

シンプルかつ長めなチェーンネックレス、両腕にシルバーのブレスレットと右腕のみグッズのラババン、指輪はいつも通りかな。

ヘアスタイルからはソロのHYDEさんぽさを感じ、ファッションからはてっちゃんを連想。

 

はじめからステージの中央にタブレットが設置されていて、yukihiroさん登場するなりすぐタブレットに左手をかけ人差し指〜小指の4本を添え、親指でシュッシュとスワイプ。

 

1曲目もう始まってるのにタブレットの操作はやめず、その状態のまま歌い出す。そういう演出なのか?と思ったけどなんとなくyukihiroさんの放つムードが険悪で…どうやら不手際があった模様。スタッフさんがそろそろと近づいて一旦タブレット回収、数秒後にyukihiroさんの元へ。

曲止まっててもおかしくないくらいピリついた空気だったのですが、タブレットをいじる左手があろうことか自分の正面だったのでその造形の美しさに悶絶してました。

タブレットの左上の角に4本の指を添えた状態で、親指を使ってひたすらスワイプしまくるんですよ…

今日もyukihiroさんの左手見られるかなワクワク、とはしてたけどこんなニッチな左手見せつけられるなんて…無理…

 

2019年ツアーの福岡で、マイクケーブルがスタンドに絡まっちゃってイラついたyukihiroさんがスタンドに張り手かましたことがありましたがそれに近い感じでした。明らかにムッとしながらタブレットいじるyukihiroさん…緊張感えげつなかったです。

 

結局その曲をきちんと歌えたのはだいぶ後半になってからでした。yukihiroさんモヤモヤしただろうなあ。次はしっかりとお願いしますスタッフさん!

 

コロナ対策で最前柵から距離を置かれ、床に貼られたマークの位置で見ていた今回のライヴ。

yukihiroさんの全身がよく見えるのはとてもとてもありがたいことなのですが、最前列のお客さんの姿もyukihiroさん側から丸見えなわけで、「頭抱えたりとか変な動きしたらyukihiroさんに見られちゃうし今日は大人しく見よう」と思って臨んだはずなのに2曲目のイントロで頭を抱えた私です。早い。

だって…好きすぎて無理だった…

yukihiroさんの一挙一動を拝んできた人生ですが、まさかこちらの一挙一動を見られるとは思わなかったです。

 

マイクケーブルをしならせ、前傾気味に歌う。これがACIDのyukihiroさんだと懐かしく感じつつ、若過ぎるビジュアルにまだまだ頭が追いついていかない。

こちらの様子を伺うように視線を動かしたり、体の前で腕を組んだりする。

筋が浮き出るたくましい腕。光の具合で腕毛がほわほわ輝いている。吐血。

歌う際の抑揚や声のボリュームの変化にリンクして左手閉じたり開いたり。長い指、広い掌、銀色に光る指輪たち。手が生きてる。

 

この日マイクスタンド使って歌うことは一度もなく、過去にスタンドを使っていた曲では両手でギュッとマイクを握りしめて歌う。基本的に片手でマイクを握ってもう片方の手で上から覆うスタイルだったのですがとある曲でおもむろに両手を組んだ状態で歌いまして…左右の手の人差し指〜小指をそれぞれ交互に絡ませていく様はただただ官能的でした。もったいぶるようにして、ゆっくりと指を滑り込ませていく。あえてゆっくりな感じが本当にえっちでした。やめて。

しかもその曲で自分の腰抱きながら歌ったりもしてて、腰の細さ見せつけられるわ、自身を抱く手が美しいわで正気を保つのに必死でした。というか保たなかったですね。

 

ヘビーでダークな曲のとき、チベットスナギツネみたいな顔して歌ってるように見えちゃって大変でした。目を細めて遠くの方見たり、タブレットに視線を落としたり。

 

ケンカする前に自分の手のひらにグーパンチするポーズあるじゃないですか。あれを曲中にちょいちょいしててケンカっ早いyukihiroさんを妄想してニヤつきました。

 

パパン!とはっきり口で言いながら(マイク通してないから聞こえないけど)右脚で空を蹴る。そのキックがまた軽々としてるんですよ。一般の50代にあんな華麗なキックはできない。

 

ライヴクライマックスにてみんなの大好きなあの曲。フロアに手を伸ばすお客さんも多い。

すると、そんなお客さんに応えるかのようにサビに入るとほぼ同時に左手をゆるやかに広げ前へ差し出す。指先までピンと伸ばしたパーではなくて、優しくかざす感じ。あまり高く掲げてないっていうのもポイントで、肩よりも下だったと思う。これまでにライヴで見てきた手の掲げ方とはニュアンスが違くて、柔らかさをまとったその所作がツボすぎました。

 

ここからは妄想なので読み飛ばしてください。

yukihiroさんが手を伸ばしたその延長線上に自分は立っておりまして、いつも狂ったように好きだ好きだと言っている左手が完全にこちらに向けられているんですね。まずその時点で息が止まります。ダメだ、と思って一旦視線を外して、気を強く持ち直し、再度その手に対峙する。するとまた左手がフワッとこちらに向いて、同じように自分も手をかざしてみたけど、yukihiroさんの手のあまりの美しさに動揺、耐え切れず頭を抱える。(本日2度目)

そんな私を弄ぶかのように(※※※重度の思い込み※※※)左手をひらひらゆるゆる動かして、「これが好きなんだろ」と言わんばかりにかざしては下ろすという動きを繰り返す。それに対しこちらは頭を抱えて髪をくしゃくしゃにし頬に手を当てお腹を抱え最終的に膝に手をつくという誰がどう見てもあいつ取り乱してるなとわかる動きをしてしまいました。反省。

私は!普通にあの曲を聞いていたかった!のに!yukihiroさんが!yukihiroさんの左手が私を弄ぶから!!!何にも覚えてない!!!!左手以外何も!!!!!!何も!!!!!!!!

 

はあ…

ライヴ久々すぎていろいろ忘れてましたけど、最前列って本当に勘違いオンパレードなので恐ろしいですね。今ツアーで最前列になる予定の皆さん、まじで覚悟して臨んでください。絶対に舐めちゃダメ。とんでもないものが襲いかかってきます。

 

演者を照らす気のない(言い方)、常夜灯のような照明のもと、各々の仕事をこなす3人の姿には見惚れる他ありませんでした。

 

間奏が長い曲では背後のマイクスタンドにきちんとマイクを差してから正面に向き直り、会場内の様子をじっくりと確認するかのようなyukihiroさん。お客さんも自分のスペースが確保されていることもあって、比較的思い思いに体を揺らすことができていたのではと思います。踊る私たちをyukihiroさん見てます。よね?

 

盛り上がりがピークになった曲にて、力強くマイクを握りしめ声を張り上げるyukihiroさん。yukihiroさんの声だけでなく、全体的に音の迫力が2段階くらい上がった感じがしました。

発声禁止のため、多くの人が拳を振り上げ精一杯ステージに気持ちをぶつける。それに応えてくれたのか、普段のライヴでお客さんがかけ声をあげる箇所でyukihiroさん吠える!ウギャアアアアアア!!!!サビでは人差し指立てる!!!!ヒヤアアアアアアアァァ!!!!

 

その次はもう何も見えなくていいやとめちゃくちゃに頭振りました。yukihiroさん床に頭つきそうなほどグーッと前のめりにかがむ。かと思えば、マイクのお尻部分が天井を指し示すほどの角度まで後ろにのけぞり荒々しく歌い上げる。

パンクないでたちに相応しく、体を大きめに動かした激しいパフォーマンスでした。

 

最後の曲も声を張り上げるのは同じですが、攻撃的な雰囲気はなくなる。そして左手がこの日最も情熱的に。手で歌っていたと言ってもいいかもしれません。体の横におろし、手のひらを客席側に向けて閉じたり開いたり。不規則に、少し苦しそうに動く左手がyukihiroさんの感情を全て物語っていた、と左手担としては思います。

 

客席をじっくりと見渡してから手を振ってバイバイ。KAZUYAさん山口さんも含め、去り際まで熱のこもったライヴでした。

 

これで終わってもいいと本気で思ったくらい、何から何まで最高で満たされまくった時間でした。ACIDがかっこいいのはいつものことのはずなのに今回は次元が違う気がします。yukihiroさんのオーラ、演奏の迫力、全体を包む空気感。

声を出せないのはもどかしいけど、ステージから発せられる音を純度100%で浴びられるのはとても気持ちいいし、独特な緊張感がACIDに合っているとも思えます。

 

一晩経って改めてライヴのことを思い出してみましたが、案の定左手しか覚えていませんでしたね。目を瞑るといろんな左手が目の前に現れます。かなり拗らせてます。

何はともあれツアー初日お疲れ様でした!

今後の日程もつつがなく終えられますよう。

セットリストは変わるのかな…?