ACID ANDROID LIVE 2018 #2 CLUB CITTA'
2018.7.22(sun)
ACID ANDROID LIVE 2018 #2
毎年恒例、真夏のCITTA'。
35度超えの信じられない暑さの中ではありましたが、今年も無事に開催されました。
ファンの言いたいこと・感じたことを的確に表現してくれている冬将軍様の素晴らしいオフィシャルレポートが公開されておりますのでぜひご一読を。
このレポの大好きなところが、
「腰まで伸びた長い髪と衣装のドレープが揺れる。大きくスリットの入ったワイドパンツから覗かせる美脚も気高く、歌い出すときにマイクスタンドを迎えにいく手、合間に指輪を触っている手……そんな細かい仕草までも見惚れてしまう。」
ていう文なんですけど、冬将軍さんもyukihiroさんのファンですよね?そうなんですよね??
着眼点とか感情があまりにもファンのそれと被りすぎてて、私たちの思いを代表して言ってくださっていることに感謝しかないです。圧倒的感謝。
そして、お仕事でライヴを見に来てる方にまでこういった感情を抱かせて、オフィシャルレポートに書かせてしまうyukihiroさんの魅力、オーラは本当にすごい。
私も思ったことを書き残しておきたいと思います。
…って好き勝手書いてたら10,000字超えた。笑
バカ長い小学生の夏休みの日記と思って読んでいただけたら幸いです。
17:15開場、250番台の呼び出しで入場。
そもそも前で見るつもりはなかったので無防備にサンダル履いていったんですが、私が入った頃でも前方エリア(最前柵と1柵目の間)はまだまだ余裕あり。
あとから入ってきた人たちもあまり前に詰め寄る感じはなく、それぞれが過ごしやすい場所でのんびり待機してました。
私は2柵目のやや上手よりをキープ。
ステージは固く閉ざされた幕で完全に隠されてました。
隠すってことは何かしらいつもと違うことがあるはず。
17:50くらいにギターチェックの音が聞こえたあと、SEのボリュームが段階的に上がり、4つ打ちの低音がガンガン緊張感を高めてくる。
ライヴ始まる前からすでに「攻め」の空気感が漂ってました。
開演前のSEってその日のライヴのテンションを表している気がしていて、あの激震の梅田(※yukihiroさんが何年ぶりかに「飛んでみせろ」と吠えた)とこの日のSEがほぼ同じだったので、もしかしたら今日もすごいことになるかも…と膨らむ期待。
18:05頃いよいよ暗転。幕が中央から開くと、ステージには三角形が組み合わさってできた、骨組みのドーム。
その中にyukihiroさん・小林さん・山口さんの3人がすっぽりと収まる。
ライヴが始まった興奮に加えて、予想外の光景がステージ上に広がっていたこともあり、いつも以上に大きい歓声、悲鳴、ざわめき。
お客さんのそんな反応を気にも留めずに、echoが淡々と演奏されていく。
ステージ上は照明で照らされているとは言え、細部まで確認できるほどの明るさはなく、薄暗い中にほんのり光って浮かび上がる3人の姿がひたすらかっこよかったし、一気に別世界に引き込まれたような感覚になりました。
幕が開いたらすでにyukihiroさんがいて、マイクスタンドに両手乗せて歌ってる。
それだけでも十分かっこよすぎる登場なのに、その上、檻の中(語弊)にいるという演出に、開始数秒で致命傷をくらった私。
しかも、このあと衝撃の事実を突きつけられて、さらに傷口がえぐられることに。
照明の暗さ、ステージとの距離のため、衣装の詳細はわからず。
ただ、腰に巻いた真っ白なコルセットだけはすぐに確認できました。
4/30の梅田で着けてたものと同じ?
体の前と後ろそれぞれに垂れ下がる長いベルトが、yukihiroさんの動きに合わせて揺れる。
クールに歌い続けていくかと思いきや、首を大きく振って顔横の髪を振り払ったりと、思いの外1曲目からワイルド。
やや猫背気味にマイクに寄りかかり、振り払われた髪が左肩の上をはらはらと流れ落ちる。
この曲を歌っている間、ずっとフロア前方に視線が向けられてるように見えました。
アルバムの曲順に耳が慣れてしまっていて、次に聞こえてきたdazeのイントロに思わずはっとする。
マイクスタンドを静かに後ろに下げてからこちらに向き直ると、ハンドクラップをするお客さんでいっぱいになったフロアをじっくりと見渡していました。
dazeと、そのあとに続くgambleでのyukihiroさんの揺れ方が本当に好きで。
スネアのリズムに合わせて、右足・左足と交互に体重移動。
そのときのしなやかな脚の動き(とくに腿)、軽やかに揺れる髪、じっと前を見据える目。全部最高。
目に関しては、照明の光が反射してときどきキラッと光るのが素敵です。
普通に正面向いてるときは目元真っ暗でどこ見てるのかわからないけど、少しあごを上げて上向きになると、瞳がキラキラ輝く。
その瞬間はyukihiroさんがどこを見てるのかはっきりとわかって、ちゃんとこっちを見てるんだな〜ってちょっとドキッとします。
楽しそうな目をしてるときもあれば、人を殺しそうな目をしてるときもある。
体の前に両腕をだらんと下ろして、あごを少し上げて顔は正面を向いたまま、目だけ思いっきり上手側を睨んでる瞬間を目撃。
ものすごいヤンキーみを感じました。
小林さんも言ってるけど、元々すげー怖い人ですもんね。笑
gambleでは、yukihiroさんの上がりっぷりが開始3曲目とは思えないほどでした。
いい意味でちゃんと歌ってない。
特に語尾がなかなか荒ぶってて、yukihiroさん怒ってない…よね?とやや不安になるレベル。
let the fortune take it course by chance of faith
even though conclusion maybe dark to say
faith と say の伸ばしっぷりと最後の吐き捨てるような歌い方がかっこよすぎて焦る焦る。
そして、ここでとんでもないことに気付く。
yukihiroさん…
あなた……
太ももさらけ出してるじゃないですかーーーーーー!!?
えーーーーーーー!?パニック!!
太ももの最上部、脚の付け根が見えそうなところまで深ーーーく切り込まれたスリット、その隙間から覗く脚をまとうレザーのニーハイ。
スリットとニーハイによって作り出される魅惑の二等辺三角形。
しかもさっき話してた横揺れステップ踏んでるから、右もも左ももが交互に顔を出す。
最前列の方々は最初から気付いていたのでしょうか。
あんなの目の前で見せつけられてこのあと1時間以上もそのままとか正気でいられるわけがない。
最前列で戦った皆様、よくぞ無事に戻られましたね…間違いなく勇者です…
太ももとニーハイを認識したとたん、なぜかyukihiroさんがセーラームーンに見えてきた。
別にセーラームーンはニーハイ履いてないのに。
でも、ライヴ後ツイッター見てたら同じようなことつぶやいてる方がいて安心しました。
やっぱりあれは新しいセーラー戦士だったんですね。
セーラーアンドロイド?セーラーガーデン?
タイミング的にセーラーギャンブルとか??
それはさておき、yukihiroさんやたらとドセン付近を覗き込んだり凝視してたように見えましたが、あの辺りにいた方々大丈夫でしたか?
すごいロックオンされてたから、よっぽどyukihiroさんを惹きつける何かがあったのかな。
gambleは全体通してyukihiroさんが早々に振り切れちゃってる感じがすごくよくて、見てる側もどんどん上がっていきました。
そして次に聞こえてきたのが久しぶりのrelation。
曲名出てくるまでしばらくかかりました。
relationといえば「if i」のスーパーセクシーウィスパーボイスです。
(mixi時代、マイミクさんがこれに気付きみんなで大はしゃぎした記憶)
耳に全神経を集中させ、そのときが来るのを待つ。
が、残念ながらCDのようなえろさはありませんでした…
でもサビの「someone's talking」の歌い方にアレンジがあり、楽しんで聞けました。
「オ」にアクセントつけていたのが面白かった。
1回目のサビ前でつんざくような小林さんのギターが鳴り響いたのもすごくかっこよかったですね。
曲間で後ろに下がり水分補給。
衣装の上半身が一体どうなっているのかわからなかったけど、薄い布越しに白いコルセットが見えたから、上に羽織ってるのは透け素材であることを確認。
あと、後ろ向くたびに後頭部から毛先にかけて3段くらい髪のツヤができていて、きれいにセットしてもらったんだなあと感心したけど、どうやら髪がうねっていたことによるツヤだったっぽい。
この暑さと湿気じゃさすがにうねりますよね。
そんな中ライヴしてくれて本当にありがとうございます。
yukihiroさんがまだステージ後方に下がったまま、次のdressが流れる。
ステージの背景には、壁を覆うツタを表したような緑の光。
そんな演出に見とれていたら、yukihiroさんがマイクスタンドを引き連れて前に出てきた!!
ついに、ついに、念願だったマイクスタンドでのdressが見られる…!!!
初めてこの曲を聞いたときから、ライヴでは絶対マイクスタンド使って、真っ赤に照らされる中、気怠く妖艶に歌ってほしいと思っていたので、yukihiroさんがマイクスタンドと共に前に出てきたときは、あわわわわと動揺しつつも心の中で全力のガッツポーズ。
絶対そんなことはありえないけど、この曲でマイクスタンド熱望してたの知っててやってくれた…?まさかyukihiroさんこのブログ見てる??笑
首を後ろにグッと反らし、一度天井を仰いでから歌い始める。
緑の背景と、赤く照らされるyukihiroさんとの対比。
大きな鳥かごのようなドームの中でスタンドにもたれて歌う姿は、まさに庭園でひっそりと咲く一輪のバラのよう。
こんなに芸術的で儚くて美しい光景に出会えるとは夢にも思ってなかった。
想像を遥かに超えたステージ。
頭の中で思い描いていたのは、マイクスタンドを軸にして右へ左へ体をくねらせながら歌う姿だったけど、実際はマイクに近付く・離れるという前後の動きでした。
この動きが意外と大きい。
落ち着いたテンポで、ひとつひとつのフレーズに重みがあって、声をぶつけるように勢いよくマイクに近付く。
山口さんの重くのしかかるようなドラムの音に、重力を感じさせられる。
重くて暗くて、ズーーーンと穴の底に堕ちていくような感覚。
CDでは味わえない、ライヴならではのdressの世界。
yukihiroさんの視線はほぼセンターで固定。
というかどこ見てるのかわからない。
なのできっとこれは見つめられているんだと都合よく解釈することに。笑
そう思い込むと本当にそう思えてくるから不思議ですよね。
最高のご褒美タイム。
division of time
今度は木の枝みたいな影がステージ背景に映し出される。
山口さんのゆったりかつ繊細に刻むシンバルの音が気持ちいい。
dressでの動きが前後に大きかったのに対して、この時は動き少なめのyukihiroさん。
マイクに乗せられた両腕の中にストンとおさまる髪がきれい。
「焼き尽くして」の「く」のとこで首を斜めに傾けたように見えた。
顔にかかる髪を指先で優しく掴むようにして、丁寧に払うしぐさが妙に艶っぽい。
roses
yukihiroさんて案外夏は嫌いじゃないのかな。
夏の宴とか暑苦しい夜とか、夏にかかわる歌詞書いてますよね。
逆に冬っぽい歌詞ってパッと浮かんでこない。
「枯れる」は多用してるけど、イコール冬っていうわけではないような。
前にいた男の人がすごく気持ちよさそうに揺れてたのを見て嬉しくなりました。
こんな風にそれぞれ好きなようにじっくりと楽しめるライヴっていいなとしみじみ実感。
unsaid
この曲だけは何度聞いても耐性がつきません。
イントロ流れた途端嬉しさで心臓がキューッとなって思わずうなだれる。
こんなに暗い中演奏する人もそうそういないだろうなってくらい、ほぼ闇のステージ。
天井にいくつもある照明のうち、ステージ中央を照らすものだけが鈍くオレンジ色に灯る。
ステージ上の3人は、体の輪郭がほんのり照らされるのみ。
ドラムがダイレクトに伝わってくる感じが本当に気持ちいい。
初めて山口さんのドラム聞いたときは音でかいな〜と思ったけど、unsaidにはこの大きさがよく合ってます。これくらいが好き。
yukihiroさんは右手をマイクにかけるようにし、左手は右肘の内側に乗せた状態でしばらく歌っていました。
まとう空気がちょっと気怠げ。
下向いてゆらゆら揺れながら聞いてる人も多くて、音で充満したこの空間をそれぞれ自由に楽しむのがすごく素敵でした。
precipitation
生音と打ち込みのバランスがベスト。
自分のいた位置も関係してるだろうけど、やっぱりyukihiroさんの作り込みが上手いんだと思う。
時折フッと顔上げるしぐさがきれいすぎて気付くと見惚れてる。
swallowtail
こちらもなかなか久しぶりでしたね。
ライヴでの英詞ver.好きなので嬉しかったです。
yukihiroさんはこの曲になると動きが大きくなる仕様らしい。
両手でマイク握り締めて歌う→勢いよく手を離す→マイクスタンドぐらぐら
この1〜2年、ライヴでそんな光景をよく見てる気がします。笑
この日もそれは健在で、またスタンド倒れちゃうからもうちょっと加減して…!という気持ちと、荒ぶるyukihiroさんかっこいいからもっとやって!!という気持ちがせめぎ合う。
歌いながらふいに両手の平を正面に向けて開いた時があって、それがhydeさんの動きに酷似してました。
パントマイムで目の前に透明な壁があるみたいに、開いた両手をピタッと空中で静止。
すぐに下ろしちゃったけど、初めて見る動きに驚いたのを覚えてます。
風に舞う数本の髪が歌詞の loosen line dancing in the air を表してるようで本当にきれいでした。
空中にゆらゆら漂う髪が光を浴びて金色にキラキラ輝く。
決して狙ってやっていないのに、そういう奇跡的な情景を作り出してしまうyukihiroさんはやっぱり別次元の人なんだと思う。
chill
新生chillも聞き慣れてくるとイントロのシンセでわくわくが高まりますね。
マイクスタンドから離れ、ステージの奥まったところに立っていたyukihiroさん。
山口さんのスネアが高らかに鳴り響くとそれを合図にしたように前に歩み出て、颯爽とスタンドからマイクを取り外した!
さっきの漂う髪は狙ってないだろうけど、これは100%狙ってますよね!!!
でも悔しいくらいかっこよくて様になってて、狙ってようがそうじゃなかろうが今目の前にいるyukihiroさんがとてつもなくかっこよくて心底好きなんだと改めて思い知らされました。
ステージ天井からは等間隔に並んだ青白い光がまっすぐに伸び、光の柱を作り出す。
しばらくして左から右へと流れるように点滅。
ちなみにこの光の柱は計13本ありました。
これもまた狙ったのか偶然なのか…
最終的には天井から13本の光が前後に2列、さらにステージの床から天井へも同様に13本形成。
ここ数年chillの演出に統一感があってかっこいいです。好き。
アウトロに合わせて、13個のライトが左から右へ順に点灯。
曲が終わるのと同様にピタッと止まれば最高にかっこよかったんですが、残念ながら音が止んだ後にも中途半端に光ってしまいました。あれはもったいない。
gravity wall
ドラムとギターが印象的なのでついそっちに意識が向いてしまう。
間奏が終わると山口さんよくやった!と心の中で拍手。
あの複雑なリズムを一定に刻み続けるのはなかなか簡単なことじゃないはず。
gardens of babylon
やっぱりドラムを見てしまう曲。
そしてサビで頭振るのが気持ちよくて楽しい。
この曲ではなかったけど、山口さんよくフロアを見ながら演奏してたなあ。
gardens of babylonからの曲間がやたらと長く感じる。
少し明るめに照らされたステージ中央。
軽く口を開けた状態で、わざと見せつけるように舌をぐる〜っと回す。
視線はしっかりとフロアに向けられてて、舌舐めずりしながら獲物を物色してるみたい。
聞きなれないイントロが流れ、ミドルテンポを刻む山口さんが照らされる。
yukihiroさんは上着を後ろに払い、左手を腰に。
コルセットを巻いた細い腰が惜しげもなくさらされる。
その腰の細さに「女子だ!」「くびれが!」と言ってる人も多かったんですが、個人的にはあの細腰にものすごく男性みを感じました。
女性の腰は骨盤の広がりがあるからこそ、砂時計みたいにキューッと曲線的なくびれが強調される。
一方yukihiroさんは骨盤広がってないから、太ももに向けてほぼ直線でストンとした腰。
その腰を見て、yukihiroさんやっぱり男なんだなと実感。
腰に手をあてたまま妖艶に歌い出す。
落ち着いた低い声なのに、妙に胸がザワザワするというか緊張されられた。
薄暗くて湿度のある曲調と、呪文みたいに言葉を吐き出していくyukihiroさんの姿に惹きつけられて目が離せなくなる。
サビに入ってようやくELECTRIC CUCUMBERだと気付きました。
腰に当てていた左手はいつのまにか背中に回されていて、右側の腰の奥から指先だけがチラチラと見える。意味深に動く指先。
つい歌詞の意味を思い出して純粋な気持ちで聞けなくなるけど、ものすごいかっこいい曲でした。
絶妙なリズム感。曲全体に統一感をもたらす低音。
かと思えば解放感のあるピアノの音色に浄化される。
決して派手さがあるわけじゃないのにクセになって何度も何度も聞きたくなる曲。
そういう曲を書くのが本当に上手いと思います。
中盤から後半にかけて全体の音圧が増して盛り上がっていったと思いきや、それまで力を入れて演奏してた山口さんが急ブレーキをかけたように動きを抑えてドラムのボリュームをグッと絞る。
そして真上から照らされる中、唱えるようにあるフレーズを繰り返すyukihiroさん。
最後にはすべての音が止み、囁くような声だけが響いて終了。
ただただ目の前の光景と放たれる音に夢中になってました。
最後のフレーズを歌うyukihiroさんがどうにもそれまでとは身にまとうオーラが違ったというか何かを含ませてる感があったので、後日改めて歌詞を調べてみたらまあすごかった。
Come and have a blow if you think I’m hard enough
あえて訳は載せないけど(というか載せられない)、最後にあんな表情でこれ言って終わるとかyukihiroさんほんとに恐ろしい。
しかもこのパート歌ってるとき、というかもはや曲の間中ほとんどガン見されてる錯覚に陥ってたのでいろいろやばかったです。
まあ当の本人は歌詞の意味なんてまったく考えずに歌ってるんだと思いますが。笑
ライヴ前に曲の予習してなかったのが心底悔やまれるけど、きっとこの先ELECTRIC CUCUMBERをやることはないだろうからこの日聞けて本当によかったです。
でも叶うなら11月のalcoveでもやってほしい…
この日来れなかった相方さんにもぜひ聞いてもらいたい。
the end of sequence code
どうやらCUCUMBERでスイッチが入ったらしいyukihiroさん、ここから一気にヒートアップ。
サビを歌い終わり間奏に入るやいなや、パァン!と破裂音らしき音が耳に突き刺さってくる。
yukihiroさんの様子から察するに、その音がマイクを落としたときに鳴ったものだと把握。
マイクを放り投げたyukihiroさんは目の前のお客さんたちをまっすぐに睨みつけたまま、羽織ってた上着から肩を抜いて、スルッと床に落とすように脱ぎ捨てる。
フロア内にはこの日一番の悲鳴と歓声。
さらに追い討ちをかけるように右脚のニーハイブーツをぐいっと引き上げる。
惜しみなく見せつけられる50歳目前の男性の太もも…
そして掻っ攫うように床に転がってたマイクを拾い上げ、荒々しく歌い上げていきます。
yukihiroさんの動きが大きくなればなるほど、スリットが広がり太ももがあらわに。
一気に獣と化すお客さんたち。笑
ドセンにロックオンすると足元のモニタースピーカーに片足をかけ、かがんだ姿勢で歌う。お客さんとの距離をじりじりと詰めていく。
上手・下手にも視線を投げるのを忘れない。yukihiroプロ。
曲間にて上手袖からスタッフさんダッシュで登場、脱ぎ捨てられた上着を素早く回収。ご苦労様です!
let’s dance
カラフルな照明の中、めいいっぱい飛び跳ねて拳を突き上げるお客さんと、それを扇動するyukihiroさんの声や手の動き。
それを見てるだけでも十分楽しいと思えたし、文字通り「暑苦しい夜」ではあったけどこんな夜なら何度でも味わいたい。
4/30の梅田は相当オラついたlet’s danceでしたが、この日もそれに匹敵する荒れ具合。
特に語尾にそれが顕著に現れてて、ドスのきいた声というか、吐き捨てるような荒っぽさに感服。完敗。
何度見ても「1」で人差し指立てる瞬間はかっこよすぎて腰砕けそうになります。
下手の人に向けてやってたように見えました。
violent parade
間奏でドームのバー部分に両腕を乗せてもたれかかり、眼下に広がる景色を優雅に眺め始めるyukihiroさん。
あの人絶対に楽しんでた。自分の足元で必死になって手を伸ばすお客さんの姿を見て、内心相当ニヤニヤしてたに違いない。
さらに腕に顔を埋めるようにしてじっくりと見渡す。
全力で弄んでる…!
あのとき近くの方は太もも見放題だったんですか?
あざといポーズしながら太ももニーハイ見せつけるとかどこのアイドルなの??
ひと通り見渡すと、左手でバーを握ってその場にしゃがみこむ。
片手でバーにぶら下がるようなかたちに。そしてそのままの体勢で歌い始める。
そんな近くに来られるだけでド緊張なのに、しゃがんだことによってさらにスリットが開いて太ももさらけ出されてるんですよね…
耐えられない…yukihiroさん恐ろしい…
violator
この流れは予想外過ぎました。
バンザイしてyukihiroさんに手を伸ばすお客さんがいっぱい。なんかかわいい。
ashes
マイクスタンドを持ってきてセンターに設置。
歌いながらスタンドの高さを調整。
遠くからでもわかる手元の美しさ。
この日はashesはしっとり落ち着いてました。
それまでの熱っぽさは含みつつも、だんだんと夜が明けていくようにyukihiroさんのテンションがゆっくり落ち着いていく感じ。
髪をサラサラとなびかせて振り返らずに帰っていく後姿が潔い。
山口さんは顔の前で手をパン!と合わせてお辞儀、小林さんも最後うっすら微笑みながらお辞儀してくれました。
太ももに脳細胞破壊されて終わった後もしばらくそのことしか考えられなかったけど、少し時間経って改めて冷静に思い出してみると、やっぱりこの日のすべては太ももでした。
言葉でいくら伝えても伝えきれないけどニーハイまとった太もものえろさ尋常じゃないです。
スリットの隙間からそれが見えてるというのも加点でしかない。
あのドームはイギリスの庭園にあるような東屋(ガゼボというらしい)で、その限られた空間の中でGARDENを表現したのかななんて思うけど、yukihiroさんのビジュアルのせいで檻の中でポールダンスするショーガールに見えて仕方なかったことをここに懺悔します。
あの檻があることで野獣の私たちはyukihiroさんに絶対手が届かなくて、彼もそれを知ってるから自由に誘うように踊る。
わざと触れそうな距離まで出てきて焦らしたりとかどんなテクニックですか。
ちょっと真面目な話をすると今回男性客も多く目について、曲の間ステージ見ずに体揺らして聞いてる人もいて、やっぱりyukihiroさんの作る音ってかっこいいよね、浸りたくなるよねと勝手に共感してました。
そんな風にライヴを楽しんでる人の姿を見ることができたのが嬉しかったというか楽しかったです。
日中は35℃を超えたとんでもない猛暑の中での開催でしたが、その蒸し暑ささえも演出に変えてしまうようなかっこいいライヴでした。
ACID ANDROID流の夏フェスというか(ワンマンだからフェスではないか)、まさに「夏の宴」だったと思います。
今年も素敵な夏の思い出ができました。
yukihiroさん、山口さん、小林さん、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
次は11月のalcoveですね。
しかも2daysだなんて嬉しすぎます。
どんなイベントになるのか、今からとっても楽しみです。
またELECTRIC CUCUMBERやってくれますように…