ACID ANDROID LIVE 2017 #2 WWW-X
2017.10.27(fri)
ACID ANDROID LIVE 2017 #2
SHIBUYA WWW-X
7月ぶりのACIDライヴ。
ツイッターで感想書こうと思ったけど、気持ち悪い内容な上に長くなる予感しかしなかったので久しぶりにこちらを活用。
WWW-Xは初めて行く箱でした。
整理番号120番台で上手側4~5列目くらいを確保。
ここ最近上手しか行ってません。
SEはすごーく穏やかな女性ボーカルの洋楽。
カントリー調というか、やさしいギターの音色に女性の声が柔らかく絡むような、今までにないくらい平和な音楽でした。
何年か前はドゥン!ドゥン!ドゥン!って心臓に響く系の、緊張感無理やり押し上げられるようなSEだったから、ずいぶん優しくなったなあと。
それでも緊張はしてましたが、比較的落ち着いて開演を待つことができました。
下手袖の奥に階段があって、スタッフさんや出演者の方々はそこを降りてステージに出てくるんですが、袖とステージを仕切るカーテンにまるで図ったかのように隙間があり、階段を降りてくるyukihiroさんがチラリズムで見えてしまうという事案発生(笑)
手すりを掴みながら慎重に降りてくるyukihiroさん。
長髪ゆえにで顔は半分以上見えなくて、その佇まいがただの美女。
ほぼ定刻通りにゆっくり暗転。
KAZUYAさん、山口さんが出てきて定位置へ。
少し間を空けてyukihiroさん登場。
全身真っ黒。
ほんのりパフスリーブの黒シャツ。
袖が長くて終始萌え袖。
てかyukihiroさんだって相当腕長いと思うんだけど、それでも萌え袖になるって一体誰を対象にした服なの。どうやって着るのが正解なの。
そして特筆すべきは、濃いアイメイク!!!
メタリックなブルー系のシャドウをまぶた全体に。
アイホールの立体感を強調するように、ハイライトと陰影がきれいに入ってる。
さらに下瞼の目尻側には、文字?模様?が!
「fuck」とか書いてあったら可愛すぎるなと思ったけど、詳細は分からずじまい。
なんならライヴが進んでいくに連れて下瞼のそれが猫のヒゲにも見えてきて(だいぶ位置は高いけど)、ハロウィン黒猫yukihiroさんを脳内補完。
アイメイクに合わせたのか、眉も今までよりは濃い色で描かれていました。
かつ、細くなってて、いわゆる「お化粧してます」感がちょっと強すぎた気も。
(全盛期のつんくさんみたいな)
もうちょっと眉は太めで、色も明るくてもよかったんじゃないかな~。
ライヴでのyukihiroさんといえばサラサラつやつやの御髪も見どころですが、昨日は割りとリアルな質感でした。
パサつきとかが確認できるレベル。
ハロパも同日開催だったから荒木さんはそっちに行っちゃってたのかなとか、でもそしたらメイクは誰がやったんだ?とかいろいろ気になる。
そんなことを考えてるうちにlet's danceでライヴスタート。
お客さんは飛び跳ねて盛り上がる。
yukihiroさんはその様子を見つつ、ウォーミングアップしていくような感じ。
後半のカウントダウンのとこで、人差し指で「1」やってくれました。
そういえば始まって数秒で前突っ込んでて、3列目くらいにいたな。
久しぶりにもみくちゃゾーン味わいました。
ていうかyukihiroさんしょっぱなから舌なめずりかましましたよね???
イントロのところだったかな。えろいからだめーーー
imagining noisesでは横揺れでリズム取る。
1テンポ遅れて揺れる毛先の美しいこと。
yukihiroさんのコーラスが流れてるんですが「prove that i'm hear」のとこでマイク通さず歌ってたのがめちゃくちゃかっこよかったです。
センターのお客さん見下しながら歌ってるような。見下し~~~ヒエ~~~
gambleでもすごいかっこいいと思った瞬間が!
サビで、「gamble on a」までは仰け反るように上向いてて、「game」でブンッと頭振り下ろしたのがすごくよかった~~~
全サビでそんな風にしてたと思います。
上向いてるときに絞り出すように声出すのもまた良き哉。
サビ以外では右手でマイク持ってて、曲げた右肘の内側に左手を乗せるポーズ(説明下手すぎ)だったんですが、視線はやたらと下の方に向けられてて。
どうやらカンペを見ていたご様子。可愛い。
あと、これは意図せずやったことだと思うんですが…
お口から聖水の粒が飛びました。2回ほど。
きれいな放物線を描いた光の粒が(やめろ)
もしあれがわざとだとしたらそれもまた良い。非常に良い。
言うまでもないですがドMですほんとうにすみませんでした。
double dareは赤青照明。昔からずっとこれですね。
ご自身が大好きな音楽を尊敬の想いからカバーして、何度もアレンジを変えながら何年もの間ライヴで披露し続けるってすごいことだなあと思いながら聞いていました。
思いを込めてというか、すごく大切に歌ってるような姿が美しかったです。
なんて真面目なこと言っておきながら口の動きとか舌の動きとか食い入るように見てました。もうどうしようもない。
yukihiroさんってアー写とかで笑わないし無表情なことが多いから、そういう人が歌うときに口をめいいっぱい開けたり、ぎゅって目閉じたり、表情がたくさん動いてるのを見てると自然と引き込まれる。
それと、山口さんのドラムがめっちゃパワフルでした。音の圧がすごかった。
続く新曲ゾーン。マイクスタンド登場。
ここでやってくれたのは、「君は目を伏せる」で始まる曲と、サビが「今解き放つ」の曲と思います。他にもやったかな?
「君は目を伏せる」はかつての天使曲(歌詞に「罪深き天使」)なわけですが、だいぶ初期と詞が変わりましたね~。
って!!!!!!
耳に神経を集中させて聞いてたらサビでものすごい衝撃を受けたんですけど、「重ねた体」とか言ってませんでした????
私の残念脳による聞き間違いなら全然いいんですがyukihiroさんの口からそんな言葉が飛び出してくるなんてちょっと刺激が強すぎて処理しきれません。
アルバム聞いて確認するのが楽しみです。
お願いだから歌詞つけてくださいね。まじで。
もうひとつの新曲の方は終盤の「焼き尽くして」連発からゴジラを想像しました。GODZILLA。
rosesはダウンロードして何度も聞いてたのですが、最後の英語の部分が聞き取れず悔しかったので、ライヴで口元を見て解読しようと意気込んでいました。
が、結局わからず。
「~~~ flower in the moonlight roses」かなと思ってましたが、その後のアルバム試聴会にて「anonymous flower resembling roses」と解答発表。
「バラに似た、名の知られない花」ってことですかね?
そうなると曲名は「バラ」だけど、本当はバラじゃない花のことを歌っていると。
ん~奥が深い。こういうの好きです。
unsaidのときにステージ後ろの幕が開いて、スクリーンが登場。
そこに映像が映し出されながら曲が進んでいくという演出でした。
ライヴでのunsaidは音に迫力があってボーカルも大きめなので、強い波が押し寄せてくるような印象を受けます。
山口さんのドラムの存在感も影響してるのかな。
続いて聞き慣れないイントロが流れ、スネアが鳴り始めた瞬間気付きました!chillだーーーー!
またやってくれるなんて嬉しすぎ。
マイクスタンドに両手をかけて、足を自由に動かしてリズムを取る。
というか、あれはもはやダンスでした。
06年頃によくやってた通称yukihiroステップ。
小さく弾みながら爪先とかかとでリズム取りつつ、細かくステップを踏む動き。
さすがにヒールの高いブーツだと危ないので最近はあまり見られませんでしたが、このときはマイクスタンドを支えにして見事に舞っていました。
前奏のわずかな間だけだったけど、新生chillにyukihiroさんがノリノリになっているようで、見ててテンション上がったなあ。
シンバルに合わせて拳を振る仕草に「ドラマーyukihiro」を感じられて好き。
swallowtailは安定の英詞バージョン。
この曲でもchillに引き続き体全体でリズム取ってるような動きがよかったです。
yukihiroさんの動きが大きくなってくると、いよいよ盛り上がりゾーンが近付いてくるぞ…って気持ちになります。
そうそう!もしかしたら聞き間違いかもしれないんですが、swallowtailの歌い終わりで吠えたんですよ!!
マイクを両手で握りしめて、振り絞るように声出して。
yukihiroさんが燃えとる…!!って見ているこっちも震えました。
violatorでは周りのお客さんがイントロで大盛り上がり。人気あります。
「blue sky」を自信満々に歌っていたように見えたのは私だけ?笑
とっても伸びのある声でした。
chaotic equal thingはもはやフラグ曲。
これをやったらこの後は暴れ曲縛りだぞと。
決して激しい曲調ではないんだけど、じわじわ迫りくる感がやばいです。
yukihiroさんが前傾姿勢で髪を左右に大きく揺らしながら前に出てくる姿が、エヴァが使徒に向かっていく姿とちょっと被る。
それか巨神兵でもいいかも。
揺れながらこっちに近付いてくるあの妖しさと怖さがたまらないです。
dazeらへんから、ギラついた眼光でフロアの隅々を見渡し始めます。
アイメイクも相まって、ふいに目線を変えたときの迫力がすごい。
私は上手側にいたんですが、歌ってる最中とかほんのちょっとのブレスの瞬間にギロッと見たり、はたまた瞬きしながらゆっくり視線を向けてきたり…。
何かを探すようにじーっと見てるときもあって、ただ固まることしかできなかった。笑
そして問題のegotistic idealですよ。
前奏で右腕をまっすぐ前に伸ばして手のひらをかざし、波動砲発射。
ちょっとニヤッとしてた??そんなことない??
歌い始めてからもチラチラいろんなところ見てるなあと思ってたら、ななななななんと、yukihiroさんが、、、、こっちに歩いてきたああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!
KAZUYAさんの真正面、ステージ端ぎりぎりのところに立ち、上手側のフロアをすみずみまで見渡し、左手人差し指・中指の2本でちょいちょいって煽ったあああああああああああああああああああああああああ!!!
もうお客さんはぐっちゃぐちゃ。みんなyukihiroさんに手を伸ばす。
でもyukihiroさんはそんな様子をただ見下ろすのみ。
かと思いきやカッと目を見開いて最前のお客さんロックオーーーーーーン!!!!!
最前にお友達がいたので、その子が標的になったと思い込んでます。
ていうかあんな至近距離であの目力は無理。耐えられない。
上手フロアを焼け野原にした巨神兵は続いて下手へ。
下手でも同じようにじっくりとお客さんひとりひとりを見ていたように思います。
そしてセンターに戻ってきたら、しゃがみこんだーーーーー!!!そのまま歌うーーーーーー!!!!!!!!
センターのお客さんに腕伸ばした?引っ張られた??
人の頭で見えなかったのですが、前方の何かに足をかけ挑発的に歌っていくyukihiroさん。
ステージ端から端まで歩いて煽るなんていつぶりですか。
ていうか左右に歩いただけでこんなにお客さんが興奮するなんてACIDぐらいですよ。
ほんと土下座。yukihiroさんに土下座。yukihiroさんまじ卍。
熱狂のままegotisticが終了。
the end of sequence codeはサポートメンバーさんによってギターがガラッと変わるので毎回楽しみ。
KAZUYAさんは控えめであまり主張する感じではないけど、しっかり曲を支えてるようなフレーズでした。
どうでもいいですが、この辺りの曲間でおもむろにニーハイをぐいぐい上げてましたね。
たまに素を出すyukihiroさん本当に可愛い。
水飲むときも前半までは後ろ向いて飲んでたのが、後半になって正面を向いたまま飲んでたりして、ストローくわえる姿で一気に和む。
violent paradeでも盛り上がるお客さんをしっかり見てましたね。
高速で明滅するライトの中で感慨深げに目の前の光景を見つめてるyukihiroさんの姿が忘れられません。
ashesでまたスクリーン活用してた…?ような。
後ろを向いた状態で、両胸にかかっていた髪を手でゆっくり払って背中に流す仕草がこの日のベスト・オブ・ビューティーでした。
まじで「シャララララ」って音がしそうなくらい、髪の毛の一本一本が同じ軌道で流れていくんですよ。
シャンプーのCMでよくある映像を思い浮かべていただければOKです。
50近いのにあの髪はすごい。
まっすぐきれいに伸びてるしまとまりもあるし。
何より男性であの髪っていうのが本当に信じられません。
そのまましばらくスクリーンに映し出される映像を見つめてました。
(違う曲のときだったかも…)
ご自身の演出を確かめてたんでしょうか。
ashesは配信されてる最新バージョンの完成度が素晴らしくて、ダウンロードして初めて聞いたときとても感動しました。
そしてライヴで聞くと生音がさらに良い。
山口さんのタム類の響きがめちゃくちゃ気持ちよかった。
あと、yukihiroさんの髪が芸術的美しさでした。
肩にかけてた髪が数束ずつはらりはらりと胸元に垂れていく光景から目が離せなくて。
yukihiroさんの髪は衣装の一部というか、演出の一部というか、ライヴを構成する要素のひとつになってますよね。
本当に素敵です。
静かに音が消えていき、軽く手をかざして挨拶をしてから捌けていくyukihiroさん。
最後スクリーンにACIDのロゴマークが映し出されて終了だったかと。
明るくなったフロアには開演前と同じSEが静かに流れてました。
いつもACIDのライヴには感動しますが、今回も今まで以上に感動しました。
かっこいいし、美しいし、常に目を離せない景色。
11月のライヴも楽しみです。
そして強行スケジュールでの台北をキメてしまうかもしれない…笑
【おまけというかその他覚え書き】
・小指を使って顔にかかった髪を払うと、その動きの延長で顔の横に手を固定し、反対の手ではマイクを握りしめ歌うという決めポーズ炸裂。しかも2回くらいあった。
・長い袖の上からバングルやブレスレットなどをもぞもぞ直す。指輪もいじる。可愛い。
・袖口の隙間からアンダーカバーのバングルとharaKIRIコラボのバングルがちらっと見えた。コラボバングルつけてくれてるの嬉しい。
・腕組みをするように両腕を体の前で交差させ、右手はマイクを持ったまま、人差し指と中指が順番ににょきにょき動く。手の美しさ炸裂。
・脇を締めて右手でハンドマイクを持ち、左手はお腹の前を通って自分の腰を抱くようなポジション。そのとき曲げられた左肘の内側に巻き込まれた毛先がゆるく弧を描いて、まるでコテで巻いたかのように。ゆる巻き愛されヘア爆誕。
・下の歯を見せつけてくる。(「イー!」の表情)悪ガキのような可愛さ。
・顔の横に垂らした髪に投影されるyukihiroさんの横顔。
・お客さんひとりひとりを見てくれるyukihiroさんの優しさ。