ACID ANDROID LIVE 2017 #2 BANANA HALL

2017.11.11(sat)

ACID ANDROID LIVE 2017 #2

UMEDA BANANA HALL

 

 

 

先月の渋谷ライヴも素晴らしかったですが、今回もまた良かった!!

土日の2日間お天気にも恵まれて、最高の休日を過ごすことができました。

 

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開場時間5分前からバナナホール裏手の階段と、その階段を上った先にある廃墟みたいなスペースで待機。

この日は94番だったのですが、自分のときは2番刻みでの呼び出しでした。

 

階段を降りて正面入口から中へ。

向かって左手にあるカウンターでチケット確認・ドリンク代の支払いを終えたら、今度は右手にある黒い扉を通って地下につづく階段を降ります。

 

階段を降りたら、道なりに左手方向に進むとフロア後方に出る・・・のですが、ここにたどり着くまでがドキドキでした。

もう詳細は忘れてしまいましたが、途中でコインロッカーがあるスペースがあったりしてどっちに進めばいいのかわからないし、スタッフさんちゃんと案内してくれないし(涙)

 

そんなこんなで、自分がフロアに入ったときにはステージ前は4~5列くらいお客さんで埋まってました。

 

いつも上手側から見てるので(マイクを握る指先を見たいから笑)、ここでも迷わず上手に向かったのですが視界がいまひとつ。

ちょっと悩んでから、試しに下手へ移動。

 

立ち位置が5列目くらいなのは上手と変わりませんでしたが、ちゃんと人と人の頭の間からステージが見えそうだったので、久しぶりに下手から見ることにしました。

 

 

SEはおそらく渋谷のときと同じ。

ハーモニカ?ブルースハープ?やらアコースティックギターの柔らかい音に乗る女性・男性のボーカル。

開演10分前くらいから音量が大きくなってきたのでなんだかそわそわ。

 

やがて、ゆっくりと暗転。

yukihiroさんを呼ぶ声でいっぱいに。

 

 

下手袖からyukihiroさんご登場。

 

ちょっと待て。

 

腕 が 透 け と る ・・・!!!!!

 

黒のレース素材でできた衣装だったので、黒レースの向こう側に素肌が透けて見えているという大変けしからんお姿。

 

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これの黒バージョンとお考えください。

袖は手の甲全部を覆うくらいまでの長さでした。つまり萌え袖。

こちらのお洋服の上に、半袖のチュニック的なものを重ねておられたので腕が見える範囲は上腕二頭筋から下くらい。

それでも十分過ぎます。

 

 

腰にはこんな感じのベルトをつけて、↓

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さらにアシメっぽい膝丈スカートで、シルエットが完全に女性でした。

イメージ画像

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 ブーツはたぶん渋谷と同じニーハイですかね。

 とにかく黒レース・スカートに度肝抜かれました。

 

しかも目元はしっかりアイメイク!

これも渋谷と同じ感じですね。

上まぶた全体・下まぶたも広めに囲ってるので、目力がすごい。

 

足元を見るように目を伏せてからの、キッと視線を上げた瞬間のかっこよさと言ったら!

「この人、自分の見せ方熟知してる・・・!」と思いました。

 

 おかげさまで(?)曲が始まる前から押しがすごかったです。

ギュッと3列目くらいまで圧縮されました。

 

 

let's dance始まりは、「あぁ、ACIDのライヴに来たんだなあ」とすごく実感できます。

 

カウントダウン「1」で立てた人差し指がほんときれい。

静かにしてほしいとき、口の前で指立てて「しーっ」てするじゃないですか。

そのかたちで左手を前に出して、最前列中央のお客さんをしっかり見ながら歌ってた光景がやけに印象に残っています。

 

 

imagining noisesの2回目サビ前に「the whispers...」って繰り返すコーラスが入ってて、それに合わせてマイク使わず口パクして歌う姿が・・・!めちゃくちゃかっこよかったんです・・・!!

ちょっとあご上げてたのがこちらを煽っているようにも見えて最高でした。

 

ライヴ版のimagining noisesはコーラスで入ってるyukihiroさんの声がCDとは違ってていいですよね。

 

 

gambleはこの日1、2を争う素晴らしさ!

サビ直前に入る山口さんのシンバルに合わせて、マイク持った右手を真横に勢いよくスパンッ!と伸ばす。そして素早く口元に戻して歌うっていう、実はこれhydeさんがよくやられる動きなんですよね。

同じバンド内だと自然とそのボーカルの歌い方に似てくると聞いたことがありますが、見せ方も無意識のうちに真似してしまうものなんでしょうかね。

キレのあるgambleが本当に最高でした!

 

あと、歌ってる間のyukihiroさんの立ち姿勢って大きく分けて3パターンあるなと思いながら見ていまして。

 

ひとつは横から見たときの体のかたちが「く」の字みたいになっているパターン。前傾姿勢。

もうひとつは腰を前にグッと突き出すパターン。仁王立ちのような、男っぽい立ち姿。

最後がマイクスタンドに寄りかかって、膝を内側に曲げるパターン。(全体のシルエットが「X」っぽくも見える。)これは女性らしい姿だと個人的に思っています。

 

gambleはこの中の2番目、腰を前に出す姿で歌っていることが多くて、加えてさっきのマイクさばきなので、ワイルドさがビシビシ伝わってきました。

 

あと・・・仁王立ちスタイルのまま腰を前方に素早く突き出す動きがR18でした・・・🔞

 

 

double dareのイントロは、背中で語るタイム。

まあまあ長い時間、フロアに背中を向けていました。

 

そのときに見えた、頭頂部から5センチ四方くらいの範囲の髪の根元のうねり。(着眼点…)

その部分以外はきれいにストレートだったからこそ、見逃せなかったというか(笑)

 

 

この日はスモークの量が多く、照明が比較的暗めで、霧の中にぼやっと浮かぶ姿が幻想的でした。

 

2006年品川ステラボールでのinto airみたいに、スモークで充満したステージの後ろから淡い光がぼやっと差し込むのが、本当に神秘的というか幻想的というか。

ぼ~~っと見惚れてました。

 

 

次の曲は、サビの歌詞が

「今はこのまま流れて すべてを壊すときまで

 過ぎるまま 溶けていく 沈んでいく

 重ねた体から こぼれていく」

と聞こえる曲です。

("division of time"?  11/16追記)

 

今まではマイクスタンドで歌っていたのですが、この日はハンドマイクのまま歌われていました。

なんだか新鮮。

 

手持ち無沙汰だったのか、服の上から右腕のバングルの位置を直したりしていて。

そしたら、そのまま左手を右の腰のくびれあたりに添えながら歌い始めた!

このときはただただ左手しか見ていませんでした。

人差し指から小指までをぴたっと揃えてるんですよ。

その並びが本当に本当に本当に本当にきれい!

 

指の長さ・肌の白さ・細い指と太い指輪のバランス・手の甲を覆うレースの袖

いくら言葉で説明してもまっっったく足りませんが、これらの要素が完璧に組み合わさってそれはそれは神々しい美しさでした。

 

頭に焼き付いてるこの光景をどうにかして写真にしたいです。

梅田はどうやらカメラマンさんがいらっしゃらなかったそうなので、公式レポが期待できないのが残念すぎるのですが、せめてLE-CIEL誌面にどうか・・・!何卒・・・!!

 

 

次も新曲。

「今 解き放つ

 この瞬間に

 今 輝いて

 この瞬間に

 焼き尽くして」

 ("precipitation"?  11/16追記)

 

この「焼き尽くして」をちょっと切なげに歌うのが大好きです。

この曲聞くたびに巨神兵とかシンゴジラを思い出します。

 

 

rosesからマイクスタンドを使っていたと思います、たぶん。

 

もしACIDの曲を男性・女性で分けるとしたら、rosesは女性だと思ってます。

曲名がバラっていうのもそうだし、ライヴでのyukihiroさんの佇まいがすごくたおやかなんですよね。

 

(たおやかの使い方合ってるんだろうかと念のため調べてみたら、 

姿・形・動作がしなやかでやさしいさま。たわやか。

実に繊細でやわらかな、そして適度な湿度をもった日本語なので、日常生活でもっとひんぱんに使ってみたいものです。

 と、出てきてすごくしっくりきました。まさに湿度が感じられる。)

 

先にも書いたように、マイクスタンドに寄り添うように歌うので見た目も女性っぽい。

脇を締めて、片膝を少し内側に曲げて、足は肩幅よりも狭くして立つ。

 

「resembling roses」を体現されているなあとつくづく感じました。

 

あと、手フェチとしてはマイクを掴む手元も最高でした。

中指と薬指の間からマイクコードの部分が出るように握ってて、かと思えば握り直して人差し指と中指の間に変わったり。

一生見ていられます。笑

 

 

unsaidはここ最近、ボーカルの音量がすごく大きくなってきてますよね。

この日もかなり大きめでした。

そして、エフェクトというかリバーブも強めにきいているので、声がぼわーーんと広がって空間を埋め尽くしていく感じです。

じっくりと声を聞かせるunsaid。

山口さんのスネアのキレがめちゃくちゃ気持ちいいです。

 

 

chillはgambleと並んでこの日のベストアクトでした。

やっぱり最初の音聞いてもchillって気付けないんですけどね。

「chillだ!!」って気付いてからの、グッと気持ちが上に押し上げられる感覚が群を抜いてます。

 

例えるなら、曲の頭の部分はジェットコースターで頂上地点まで一気に連れて行かれてる感覚で、山口さんのスネアのあとに流れるシンセの音で、レールを外れて宇宙に飛んでいっちゃう的な。

 

ちょっと壮大すぎますが(笑)、それくらい開放感があります。

 

シンセが、言葉では言い表せないような澄み切った音で響くんです。

何度でも聞きたい。

 

あと、記憶違いかもしれませんが、この曲の途中までマイクスタンドのまま歌ってた気がします。

 

でも静かに歌ってた新曲やunsaidのときとは違って、足元でリズムを取る動きが大きくなってきてました。

 

左足を真横に蹴り上げるようにしたり、間奏で一旦マイクから離れたあと、左足を前に1歩踏み込むようにしながらマイクに近づいたり。

 

そしてだんだんテンションが上がってきて、ハンドマイクに切り替えたように見えたんです。

 

ハンドマイクになったあとも、肩幅以上に足を開いて立って、体が少し上下に弾んでて。

 

yukihiroさんのスイッチが切り替わった〜〜!と心の中でガッツポーズしてました。

 

極め付けに、最後の「what you said」の前で左手をフロアに向けて差し出したのでトドメをさされました。

 

この光景が、2010年のツアー最終日の名古屋と被ってちょっと泣きそうに。

 

手を伸ばしてくれても決して触れるわけではないんですが、yukihiroさんがこちらに歩み寄ってきてくれてるようで嬉しく感じます。

 

心に沁みたchillでした。

 

 

swallowtailからはマイクコードをぶんぶんしならせて歌ってました。

山口さんのドラムに合わせて口をパクパク動かしたり。

 

 

violatorあたりで顔に若干の疲れが見えたような。

でも堂々と歌い上げる姿はさすがでした。

 

 

この流れでまさかの新曲!

去年ぐらいに披露したことのある曲で、金属音とスネアの速いリズムがかっこいい。

("gardens of Babylon"?  11/16追記)

 

 

chaotic equal thingは、私が構えて聞いてしまうせいもありますが、静かなyukihiroさんの闘志が伝わってくる曲。

歌う様は落ち着きながらも、いつ爆発するかわからないような危うさがあって。

 

いつでも襲いかかれるような、ハンターの目をしたyukihiroさんにただただ怯えてました(笑)
マイクコードもますます振り回してましたしね。


体をくの字に曲げて、前傾姿勢で標的をロックオン。

「最前の人たち頑張って。゚(゚´ω`゚)゚。」と思わずにはいられませんでした・・・

 

 

dazeでもめちゃくちゃお客さんを見てました。

近づいたり行動で煽らないかわりに、目線のみで煽る。その方が怖いです・・・

最前、中央、上手、下手、後方と、あらゆるところに視線を向けて、ひとりひとり確認しているようでした。

 

egotistic idealでは自然と期待が高まる。

渋谷では動いてくれたし、今日もまた?とか思いながら、yukihiroさんを必死に目で追う。


「make up your mind」に合わせて左手を動かしてお客さんを煽り、yukihiroさんの動きも大きくなってきたと思ったら、また上手に向かって歩いた!!!

(ちょっとこの辺記憶曖昧です)


1サビから上手に移動したのかな?

移動したと言ってもギターのエフェクターが置いてあった関係で、ドセンから数歩の距離までいって止まったようです。

 

お友達がまさにその位置の最前にいたので「ああーーー◯◯ちゃんがyukihiroさんにやられてしまうーーーー!!!生きてーーーー!!!」と心の中で叫んでました。


一度センターに戻り、そのまま動く気配がなかったので、まさか下手には来ない…?と思わせてから下手にもズンズン歩いてきました!!!ぎゃー!


私から見て左斜め前に降臨。

このとき2列目にいたのでほんの数十センチ先にyukihiroさん!


長い!!!とにかく長い!!滞在時間が長い!!!

そしてすごく見る!!とても見るんですひとりひとりを!!!


見渡しながら右肩を大きくぐるっと回した!!

(興奮しつつも、タンクトップの肩紐でもずれたのかな?と冷静に考えてる自分もいました)


歌いながら最前列のお客さんを順々にジッと見ていくんですよ・・・

律儀に端の人から順番に。しかもカッと目見開いて・・・
それはダメだよyukihiroさん・・・死んでしまう・・・

 

あと、私の左側に海外から来たであろう3人組のお姉さんたちがいたんですが、ちゃんとその3人も見つけてしっかり見てたと思います。

本当優しい人だなあ。


そしてまさかの下手にいたままで曲が終わりました。

サービスが過剰すぎやしませんか?

何が起こったかわかんなくて一瞬フリーズ。

 

 

the end of sequence codeはセンターに戻り定位置をキープ。
息切れ気味に歌う語尾の色気に感服です。


そして音源に忠実なKAZUYAさんのギター。

間奏部分でも目立ちすぎず、かつ、抜群の安定感。

KAZUYAさんの付かず離れずな距離感がとても気持ちいいな〜と思いました。


また、山口さんのシンバル両手打ちに痺れました!

ドラムがダイレクトに伝わってくるのが良くて、下手ちょっとはまりそうです。

 

 

violent paradeで再びフロア爆発。

久しぶりに自分の汗と他人の汗で服がしっとりしました(笑)


サビでちょっと前に出て来て、スピーカーに足かけて最前ドセンの人たち睨み倒して歌うときのオーラ!


そして、さらに前に出て来てくれたときには、手を伸ばしたら触れてしまいそうな距離にyukihiroさんがいて、手をどうすればいいのか悩みました。

 

あまり至近距離で指差すのもよくないだろうし…と考えた結果、手の平を上にして差し出す謎スタイル。

 

そういえばこの日はしゃがんで歌うのやらなくて、後々その理由を考えた結果、スカートの中が見えちゃうからしゃがまなかったのか?という結論に至ったのですが、果たして。

 

もしそうだとしたら私より女子力高いぞ・・・

 

 

ashesは山口さんのドラムがすべてにおいてとても気持ちよかったです。


サビ終わりのスネア→タム→シンバルが特に最高だったし、必要以上に音を残さないハイハットの開け閉めも完璧だったし。


yukihiroさんは再度マイクスタンドを持ってきて、熱を下げていくように淡々と歌い上げておりました。

でも目線は結構動いてました。

一瞬目が合ったような気がして硬直。

 

 

曲が終わるといつものように軽く手を挙げてから、髪とスカートをなびかせてステージを後に。

 

客電がついてSEが流れ出してもお客さんの熱は冷めず、拍手がずっと続いてました。

 

本当にいいものを見たり体験したときって、いかに自分が感動したかを人に伝えたくなると思うんです。

ましてや目の前にその表現者がいたらなおさら。

鳴り止まなかった拍手はそういう意味だったんだと思います。

 

 

そんな流れで、#2梅田も無事終了。

 

渋谷に比べると、いい意味での荒々しさがありました。

サポートのお二人の熱も感じられて、肌で音を楽しめたのがよかったです。

 

 

 

さて、今週の金曜日にはついに上海公演。

ACIDの海外公演って、まさか10年ぶりとかですか?

とにかく無事に帰ってきてくれますように。

お腹壊しませんように。

 

そして私も準備しなきゃ。

今年最後のACID、しかと目に焼き付けてきます!