2024.03.23(sat)
L'Arc〜en〜Ciel ARENA TOUR 2024 UNDERGROUND
3/7代々木以来のUNDERGROUND
追加公演がなかったらこの2日間でもうおしまいだったと思うと震える。こんなにかっこいいツアーなのにもう終わりなんて寂しすぎる。
でも、ほぼ毎週2日連続でライブしてる本人たちはそろそろ疲れが溜まってきた頃かもしれない。なんならはじめからずっとハードスケジュールの中走り続けてくれてるのかもしれない。申し訳ない気持ちと感謝の想いが頭の中でぐるぐるする。
新幹線で名古屋へ。ついこないだ大阪へ行ったばかりなので東京ー名古屋間が異様に短く感じた。寝て起きたらもう名古屋。早い。
ホテルで身支度を整え、初めて乗るあおなみ線でポートメッセなごやへ。
あおなみ線の車内アナウンスはかなり国際的。日常でこんなに「オブリガード」という単語を耳にする機会もそうない。
物販やLE-CIELブースなどが建物内に設置されていたので雨風凌げてとてもありがたかった。
名古屋限定のシークレット欲しさにラルくじを回したのが悲劇の始まり…
列は動いてはいるものの、一向に引き換え場所に辿り着かない。何度列を折り返してもまだまだゴールは見えてこない。完全に激混み時のディズニー。
mixi時代からのお友達が連絡をくれて開演前に会う約束をしてたのに、ぜんっっっぜんラルくじが引き換えられずものすごくお待たせしてしまった。本当にごめんなさい…
30分以上かかってようやく景品を引き取り(シークレットなし)、ダッシュで入場口へ。
場内に入り自分の席に着いたのが開演10分前。明日は絶対に余裕を持った行動をしようと固く決意。
この日の席はアリーナCブロック8列70番台。
センターステージの上手より。柱が少しドラムセットにかかってる。チケット発券して座席図調べたときからなんでこんなに柱ばっかりなんだろうと心底落ち込んだけど、そこまで丸被りというわけでもなさそう。回転したらどうなるかわからないけど…
定刻を少し過ぎてゆっくりと暗転。スタンド席の位置付けになるブリージア席がそもそも数が少ないのでアリーナ席からの目線だと客席のL'ライトがほとんど見えない。じわじわと暗くなっていく場内で色とりどりに光るL'ライトは本当にきれいで見惚れるほどなので、次の会場ではじっくり見れたらいいな。
オープニングムービーでメンバーがローブを目深に被ってるシーンがあり、どうやらyukihiroさんだけ右目がチラッと見えるらしい。注意して見てみたら本当に伏し目が見えてめちゃくちゃ興奮した。2日目の席(アリーナ22列目)からは見えなかったので、アップグレード席でスクリーンに近いときだけ見える隠れミッキー的要素。
前方の席で嬉しいことのもうひとつは、ステージに上がってくるメンバーが見えること。薄暗い中での登場なのでもちろん表情や衣装の詳細までは確認できないけど、数メートル先に本人がいて、スローンにすとんと座り臨戦態勢に入る一連の様子を見られるのは当たり前にテンションが上がる。
てっちゃんのベースに灯る赤い光にもぞくぞくする。
アリーナCブロックに背中を向けた状態でライブが始まる。なんとなく周りのお客さんからは「後ろかあ」という雰囲気が伝わってくるが、後ろスタートなんてyukihiroファンからしたらいきなりのボーナスタイム。紗幕の向こう側で劇的なドラムを繰り広げるyukihiroさんの後ろ姿は冗談抜きで一生見ていられる。というか一生見させてほしい。私の視覚をごっそり捧げたい。目玉をここに置いて帰りたい。
15th L’Anniversaryが初ラルクなのでAll Deadにはやっぱり特別な感情を抱いてしまう。単純に曲が好きというのもある。
前回(3/7代々木)から少し日が空いたからなのか、yukihiroさんのバスドラがより一層強く体に響く。ていうか実際に強くなってません?なんか…バキバキじゃないですか…?
1曲目から攻めまくりのドラムを浴び、早くも頭抱えそうなほど。
EXISTENCEで場内がパッと明るくなり白い光が点滅する様がドキドキ感を盛り上げる。
勢いよく落とされた紗幕を大急ぎで抱えてステージ下へ捌けていくスタッフさんにも感謝。
後半の間奏部分でタムを3回トトトンと鳴らすのに驚いた。今までもやってた?すごく印象的だから見てたら気付くと思うんだけど…
改めて確認しようと臨んだ2日目ではなんとトトトンが減ってた!1日目ではトトトン×3くらいだったはずなのに、2日目は1、2回くらい。他の曲もそうだけど、その日その日でかなり叩き方が違うのが面白いし、そんなに自由でいいんだ!とびっくりする。yukihiroさん的に試行錯誤を繰り返してるのか、はたまたその日のノリを楽しんでるのか。
いずれにせよ毎回新しい発見があるのが本当に楽しいしどんどん引き込まれていく。
2枚のスプラッシュ(スプラッシュ兄弟と勝手に命名)を順に鳴らしていく腕の動きも美しい。
THE NEPENTHES生で聞いて正気でいられるやついる?いねえよなあ!?
ついさっき公演ごとに叩き方が違う話をしたけど、この曲に関してはどこの会場で聞いてもバッキバキのバスドラが本当に本当にかっこいい。音の衝撃波で体がボコボコに凹みそう。
サビで忙しく動き続ける両腕に目を奪われるし、ラスサビのホーリーチャイナ・バスドラの怒涛の3連は心臓を強くして臨まないと100%負ける。今回はさすがに5回目だったのでしっかり身構えたおかげで膝から崩れ落ちずに済んだ。前回までは毎回ここで砕け散ってる。
砂時計は手数こそ減るものの、ひとつひとつのモーションの熱量がとんでもない。両腕を広げて高い位置から力強く振り下ろす様と、耳に届くクラッシュ2枚同時の強烈さに興奮と感動を覚える。スネア〜フロアタムを細かく打ち鳴らしながら移動してくる腕は早すぎてもはや残像。その勢いをすべて乗せてクラッシュを鳴らした右手は後方に大きく振り払う。バランスを取るように左手も顔の高さまでぐっと跳ね上がる。砂時計でのすべての瞬間が芸術的に完成され過ぎてて額に入れて飾りたい。
a silent letterで宇宙空間へ飛ばされるのがたまらない。ラルクリでの静かの海でしかり、近年のラルクさんは会場内を完璧な宇宙にしてしまう。
hydeさんの繊細な歌声に合わせてyukihiroさんも強弱をつけてシンバルを鳴らす。ラストの「さよならは」の「は」に合わせてグッと急ブレーキをかけるようにクラッシュへ振り下ろす腕の力を抑えてたのがすごくすごくよかった。ついついツーバスやチャイナみたいな激しくて強い音に興奮してしまいがちだけど、優しさや柔らかさ、寂しささえ感じられるドラムもyukihiroさんの素晴らしいところ。
曲中にステージが回転し、yukihiroさんの左半身がこちら向きに。
開演前に心配していた柱はステージが回転してもyukihiroさんに被ることなく、それどころか全身しっかり見えるようになって最高!
Opheliaのサビでの細やかなハイハット刻みにはただただうっとり。
メロの部分では体を小刻みに揺らしてリズムをとり続けてる。シンバルやスネアを鳴らしていく腕の動きも、4つのペダルを巧みに操る足の動きも大好きだけど、その根源となる胴体部分がテンポ速めにリズム刻むのはさらにさらに大好き。この文章書きながら思ったけど、私yukihiroさんのことをパーツごとに分解して見過ぎ。さすがに怖い。
Taste of loveのドラムはドンと重たい感じがいい。曲の雰囲気を損なわずに、今の時代にもハマるようなドラムへとアップデート。基本的には落ち着いたテンポと手数だけど、後半盛り上がってくるところでフロアタムを使った重厚感のあるフレーズが入ってくる。
hydeさんと「愛している」と言い合える素晴らしい曲。ステージ上部のスクリーンに各メンバーの近接変態ショットが映るけど、この日は自分の視界を優先した。カメラに抜かれたものはもしかしたらこの先見れる機会があるかもしれないし。ドラムセット後ろのお立ち台に登り光を集めるてっちゃんのまばゆさったらない。
ここでメンバーは一旦捌けてムービーが流れる。が、yukihiroさんは捌けない。ドラムセットに座ったままシンバルの緩みなどを確認してる模様。
照明が当たっていなくても明るい髪と白い肌が輝いていてそこにyukihiroさんがいることがすぐわかる。
3人が戻ってきて解放的なVoiceへ。
Taste of loveで地の底まで潜り込んでた視界が、Voiceで一気に上空へ引っ張り上げられる感じ。その明るさに無邪気にはしゃいでしまいたくなるけど、yukihiroさんのまとうオーラがどう考えても曲と合ってない。ゴリゴリの戦闘モード。ホーリーチャイナかち割らんばかりの勢いで振り下ろされる腕。
なんであんなに鋭いのか何回見てもわからない。ただ言えるのはVoice、Vivid Colors、flowerでのyukihiroさんはめちゃくちゃ強い。
Vivid Colorsだったか、hydeさんが円形ステージの外周をトコトコ歩いてきてCブロックに向けて歌ってくれたときがあった。この日ようやくhydeさんを間近で見ることができて、お人形さんみたいで本当にかわいらしいんだけど、ちょうどyukihiroさんと私の間に止まったので見事にyukihiroさんが見えない笑
hydeさんのせいでyukihiroさんが見えないってどう考えても贅沢すぎる状況だけど「あなたがかわいいのはわかった!わかったからあと一歩だけ横にずれて!!」と心の中で言わずにはいられなかった。
右側クラッシュ、チャイナをノールックでスパァン!と叩き斬る様はこの3曲で絶対に見なきゃいけないポイント。欲を言えば、yukihiroさんの右半身もしくは後ろから見る角度で見れるとなお良い。
右腕の動きが完璧には見えなかったこの日でさえも、キレッキレのチャイナの音が響くたびギャッと悲鳴を上げてしまったので周りの方々には本当に申し訳ないし、あんなにかっこいいドラムを叩くyukihiroさんは本当にずるい。
ステージが周りながらhydeさんのMCタイム。「L'Arc〜en〜Cielです」の挨拶に合わせて強めにバスドラドドドドド。「名古屋暑くねえか!?熱いぜ名古屋!!」にもさらに強めにバスドラドドドドドドドドドド。名古屋への愛を感じた。名古屋というかドアラ?無事に逢瀬は叶ったのでしょうか。
yukihiroさんの右半身がこちら正面でステージが止まり、It’s the endへ。
shade of seasonメロのバスドラのリズムがとにかく好きすぎる。ペダルを踏み込む太ももが上下するのをずっとずっと見てた。
round and round…のところの4つ打ちバスドラもよりはっきりと聞こえる。
Blameの後半への盛り上がりは本当に素晴らしい。ラルクがひとつの塊になってステージから莫大なエネルギーを発してる。熟成されたBlameとてもいい。
続く叙情詩で美しさがピーク。
ラルクイズは早々に脱落。
GOOD LUCK MY WAYでhydeさんてっちゃんkenちゃんはそれぞれ別の花道へ降臨。
センターステージ中央で独壇場yukihiroさん。
Killing Meの冒頭ツーバスが進化しまくりでL'ライトをめちゃくちゃに振って頭おかしい人になってしまう。
GLMWもKilling Meも曲終わりのドラムの勢いが全然おさまらなくてそのままアウトロドラム祭り始まるのかと思った。
Killing Meでステージが周り、いよいよCブロック側が正面に。
自由への招待から再びのMCタイム。
名古屋はkenちゃんが学生時代を過ごした街とのことで、kenちゃんの甘酸っぱい学生時代の思い出とモノマネの話。
甘酸っぱいなんて書いたけどカー●ックスの話。さすがkenちゃん笑
学生時代の同級生(年下)にも「kenちゃん」って呼ばれてたのかわいい。
「長良川でやったことある人ー?」って自分で振っておきながら、てっちゃんが「あそこって●時には閉まるよね?」と話を広げようとしたら途端に黙り始めたのすごく幼なじみ感あってよかった。kenちゃんが触れてほしくないエピソードをてっちゃんは知ってるんだろうな。いいないいな。
プリズンブレイクのモノマネを昔hydeさんがよくしてたという話から、『ぶらり途中下車の旅』のナレーションをモノマネするhydeさん。あごをしゃくれさせると似るとのことで、その顔が見えないように照明機材の後ろに隠れて一生懸命やってたのかわいかった。
モノマネの後、顔を隠してくれた照明をなでなでしながら話し続けるhydeさん。
代々木でもそうだったけど、kenちゃんと喋ってる間花道でぺたんと座り込んでるhydeさんテディベアみたい🧸
モノマネの話題をyukihiroさんにも振ってくれたkenちゃん!
kenちゃんの方を向いて長い間口をモニョモニョさせてから、ノーマイクで「ない」と回答。本当に?笑
yukihiroさんってどんな質問でもちゃんと考えて答えるからシンキングタイムが長い。でもさすがにモノマネしたことあるかないかであんなに悩まないでしょ笑 「何をもってモノマネと定義するか」まで考えてそう。真面目か。
てっちゃんもhydeさんと同じように顔を隠して「ミッキーだよ!(超高音)」
最初は「ん?」と思ったけど繰り返し聞くうちにめちゃくちゃミッキーで笑った。クオリティの高いtetsuyaプロ。
hydeさんだけでなくてっちゃんまで顔からモノマネを作っていたことに驚いてたkenちゃん。ほっこりラルクいいですね。
和やかな雰囲気でBye Byeへ。ミライでyukihiroさんの後ろに立つhydeさん。
Linkで銀テープが舞い、取りきれないくらいの銀テープを浴びた!いつも銀テープ取れないからすごく嬉しかったし、キラキラひらひら舞い落ちる銀テープを真下から見上げるのはとてもきれいだった。
このあたりはyukihiroさんを見ることよりも全力でジャンプし続けることにすべてを捧ぐ。Linkは飛び跳ねてなんぼ。
hydeさんのMCを経て最後の曲、MY HEART DRAWS A DREAMへ。
ここまで比較的落ち着いてライブを見られてたけど、最後にとんでもない事件が。
「夢を描くよ」をみんなで合唱するところで、yukihiroさんは優しくハイハットを鳴らしてくれるのですが、左手でハイハットを叩きながら右手でスティックをくるんくるんと回した!!!いやいやいや!!!
スティック回しはちょっと前からやってたけど、曲終わりとかMC中にくるくる回すだけで演奏中にしかもシンバル叩きながらなんて今まで一回もしたことなかったはず!
それが急に、右手でくるん→左手でハイハットを数回繰り返した!!!なに!!!!!なんで!!!!!!!
私は凛として時雨のドラム・ピエール中野さんも大好きで、彼は演奏中にめちゃくちゃスティック回す人。クラッシュ鳴らす直前にくるっと入れたりしててそれがとにかくかっこいい。ライブで見るたび腰抜かすレベルなんですが、まさかそれとほぼ同じようなことをyukihiroさんがやるなんて、完全にパニック。
アワアワしながらyukihiroさんを見てたら、右手で回してた方のスティックをぽろりと落とした…!情報過多!情報過多!!
yukihiroさんは慌てず冷静に落ちたスティックを拾い上げ、何事もなかったかのようにそのあとの演奏を続けていった。
これはスティック回しとは関係ないけど、ライドを鳴らすときに一音だけチャイナみたいな激しめな音が聞こえてきて、でもyukihiroさんの手元を見るにライドしか叩いてないように見えるからその音の出どころがわからなかった。
スティック回し事件にあたふたしている間にライブは終了、メンバーは場内に手を振りながらステージ下へ捌けていったのでした。
てっちゃんはいつものようにインスタライブしながらステージを一周周り花道にも行って丁寧に挨拶。高音ミッキーボイスも再び披露。
興奮冷めやらぬまま会場を出て、あおなみ線で名古屋へ戻り、開演前に会えなかったお友達にようやく再開。何年ぶりかわからないくらい久々で、でも気持ちはたくさん会ってた当時のままと変わらなくて、今日のライブの感想や最近どう過ごしてるかなどいろいろとお話しできた。たくさん取れた銀テープも渡せてよかった。
Petit Brabanconにも少し興味を持ってくれたのでまたこの先もどこかのライブで会えたらいいな。
その友達を見送ったあと、待っていてくれたフォロワーさんと合流。急遽打ち上げをすることに!名古屋駅近くの居酒屋に行くと隣の席もライブ帰りのドエルさん。
テーブルを埋める名古屋名物とフォロワーさん持参のyukihiroさんアクスタを記念に撮らせていただき、今日のyukihiroさんの感想を熱く語り合った。yukihiroさんファン同士だと見てるポイントも興奮したシーンも一緒なので語彙力ゼロでも話が進むのが楽しすぎる。
そろそろ新幹線の時間ということで帰ろうとしたら、隣の席にスマホの忘れ物。フォロワーさんが声をかけると、お礼にということで素敵なお菓子の詰め合わせをいただいてしまった。ドエルさんいい人ばっかり。
フォロワーさんをお見送りし、ウキウキしながらホテルへ。ライブの思い出に浸りながら眠りにつく瞬間ほど幸せなことはない。
1日目から充実度の高すぎる名古屋遠征でした。
2日目に続く。